#旅行

ミャンマー放浪記6日目~バガン、遅延、ヤンゴン再上陸(1/2)

元日は日の出から日の入りまでバガン観光三昧。 強迫観念的にこれ以上無理して観光を続ける必要などなく、今日は存分に寝て、ゆっくり朝食をとって、午前中は木陰で本読みながらのんびりすることにして、正午にヒラオさん2号に来てもらい午後半日観光、とい…

ミャンマー放浪記5日目~馬車でバガン(2019/1/1)

昨日軽くバカンの街を見た限りでは、馬車は少数派のようだった。 しかしねぇ、ここはバガン、利便性や趨勢よりも、情緒を重んじる必要がある。 前夜私はフロントにて馬車によるサンライズツアーを申し込み、出発時刻が5時30分と告げられた。 情緒を選択した…

ミャンマー放浪記4日目~バガンへ(12/31)

タイはアバウトだけどベトナムは割とキッチリしているし、東南アジアだからという理由で信用できないとは一概に言えないのだが、私は3日に及ぶ滞在でミャンマーという国がタイ以上に適当であることを確信していた。 だから、ネットで予約したマンダレー~バ…

ミャンマー放浪記3日目~マンダレー観光(12/30)

前日にマンダレーヒルまで乗せていって貰ったタクシーの運転手から別れ際に、翌日車をチャーターして郊外含めて名所巡りしないかと提案され、軽い価格交渉の末に合意に至ったのだが、この運転手のホスピタリティが高く、朝の8時半から日没まであちこち廻って…

ミャンマー放浪記2日目~マンダレーへ(12/29)

ヤンゴン空港7時発のミャンマー国内線KBZ airにてマンダレーへ。 効率という概念の欠落したヤンゴン空港国内線ターミナルは地獄のchaos状態と化しており、もしかしたら私は乗るべきフライトに乗れないのではないだろうかという諦念に支配されかけたけど、地…

ミャンマー放浪記~初日(12/28)

早々とGW前に航空券を押さえてあったので、その当時とテンションがかなり異なっていることに若干戸惑いつつも、遂にこの日がやってきた。 初のミャンマー旅行である。 カンボジアのアンコールワット、インドネシアはジョグジャカルタのボロブドゥール遺跡に…

帰国

前夜手配したタクシーは予定より10分遅れて6時10分にやってきた。 まだ寝ている時間だから、鍵は部屋においたまま、ドライバーがフロントのドアをノックしたら扉を開けて、と言われていたのだが、宿の女将はわざわざ起きて見送りに出て来てくれた。 握手でお…

ポルトガル放浪記~ナザレへ(10/26)

いよいよ実質的な最終日である。 カントリーサイドに出掛けてみようと、ギネスブックに世界一高い波に乗ったサーファーを送り込んだ漁師町、ナザレへ行ってみよう。 アレルギー性鼻炎に悩む私はかれこれ30年近く点鼻薬のナザールを愛用しており、なんとなく…

ポルトガル放浪記~大聖堂、最西端、激哀愁(10/25)

リスボンの街を歩く。 歴史ある一国の首都にしては小じんまりした印象だが、それが良い。 カテドラル。 目の前の急勾配急カーブの細い道を、トラムが走る。 圧巻である。 荘厳である。 花村萬月の王国記を読んでしまった私には、カトリックに対する冷ややか…

ポルトガル放浪記~カスカイス、クリーニング、夕陽(10/24)

hello againジェロニモス修道院。 昨日礼拝堂だけは見れたのでもういいかな?とも思ったのだけど、やはりしっかり見ておきたくて朝イチから再訪。 しかし、開館直後だというのにチケット売場には長蛇の列。 結局入館までは30分を要した。 こちらは中庭と鱗雲…

ポルトガル放浪記~ポルトからリスボンへ

正直もっとゆっくりしたかったけど、日本人旅行者とはとかく慌ただしいのである。 それは国民性に起因するのではなく、バカンスの習慣を持たない為だ。 つまり日程の問題なのである。 サンベント駅から各駅停車で一駅、特急停車駅のカンパニャンからアルファ…

ポルトガル放浪記~ポルト散策(10/22)

ポルトの特徴を端的に表現すれば、坂が多くて細く入り組んだ石畳の道、古い建物、小さな街、ドウロ川、哀愁、といったところだろうか。 何処で写真を撮っても絵になってしまう雰囲気。 スマホに大量に保存された写真を見ているだけで、この街を文章化するこ…

ポルトガル放浪記~ポルトへ(10/21)

ホテルの朝食ビュッフェ(という和製英語はどうにかならないものか)は世界共通の微妙さがあるのが常だが、リスボンの3つ星エアポートホテルの朝食は、頭ひとつ抜けて旨かった。 あれもこれもと追加しまくりお腹一杯。 部屋も綺麗だし、バーのビールも安いし、…

勤続20年リフレッシュ休暇~おそロシア、リスボン上陸(10/20)

20代の終盤に中途採用で入社した勤め先、年が明けると勤続21年だ。 ロックスターは27歳で死ぬという。 もしかしたら私は30歳を迎えられないかもしれないと、10代の頃の無垢な私は恐れていたものだが、20代の終わりに入った会社で20年勤めることができるほど…

VOW(Voice Of Wonderland)ジョージア篇

風光明媚。 飯が安くて旨い。 ビールとワインも安くて旨い。 高いホスピタリティ。 こんにちは!は、ガマルジョバ。 ありがとう!は、ディディマドロバ。 そんなジョージア、一言で言えば、最高の国、に尽きる。 しかしながら当然変なものもそれなりにありま…

夏期休暇2018~ドーハの悲劇(7/1)

午前6時45分の飛行機に乗る為、4時30分にホテルを出る予定。 この信用ならない国で、こんな早朝に、前夜手配したタクシーが、本当に迎えに来るのか、私は全く信用していなかったのだが、5分前にフロントから運転手の到着を告げる電話が鳴ったのだった。 空港…

夏期休暇2018~トビリシからドーハへ(6/30)

目が覚めた瞬間から腹痛を感じていた。 充分に寝て目が覚めたのか、腹痛が私の目を覚めさせたのか、はっきりしなかった。 そんな冴えないトビリシ最後の朝である。 私は朝食を摂りに地下の食堂へと降りた。 残念ながら、空っぽの胃に朝食を落とすと、胃結腸…

夏期休暇2018~カズベギへ(6/29)

猛烈な下腹部の痛みで目が覚めた。 午前6時半。 昨夜、現地時間18時から行われたサッカーワールドカップ、日本対ポーランド戦をホテルでワインを飲みながら観戦していたのだが、あまりにストレスの溜まる展開に二日分と思って買ったワインを全て空けてしまい…

夏期休暇2018~ダヴィドガレジ(6/28)

宿のスタッフに車のチャーターを頼み、ダヴィドガレジへのツアーを手配。 ここはトビリシの西南、アゼルバイジャンとの国境に面した砂漠地帯。 6世紀に洞窟を利用して作られた古い修道院がある。 マルシュルートカでは行けない僻地の為、車をチャーターする…

夏期休暇2018~小休止(6/27)

歩きすぎて左足にマメが出来てしまったのと、お腹の具合がよろしくない事情もあり、この日はトビリシに留まる。 言わば小休止である。 宿を出てオールド・トビリシへ。 出会う教会出会う教会全てになんとも言えない趣があるので、つい写真を撮ってしまう。 …

夏期休暇2018~ゴリへ(6/26)

私の知る限り日本語で書かれたジョージアのガイドブックは存在しないようで(地球の歩き方ロシアに簡単な記述はある)、さりとて入手した英語のガイドブック(lonely planet)を読む気もおきず、事前にほぼ何も調べなかったことによりかなり行き当たりばったり感…

(承前)

ホテルに戻りまずはシャワーで汗を流す。サッパリしたところでホテルからオールド・トビリシまで2kmの道程をてくてく歩く。 ここジョージアはワイン発祥の地、ワインバーを探してさまよった。 昼に食べたハチャプリが思いの外重く、お腹が空かないのでレスト…

夏期休暇2018~トビリシ市街散策(6/24)

ホテルで一息ついたらトビリシの街を散策に出掛ける。 私が押さえたホテルは中心地から3~4km離れているようだが、むしろ散策(と言うより散歩ですね)には適度な距離と言える。 中心地へ向かう途中で博物館があったので、7ラリ(350円弱)を払って見物。 とても…

夏期休暇2018~羽田、ドーハ、トビリシ(6/23~24)

6月に夏期休暇を取得するのは10年以上ぶりである。 そして羽田空港を深夜に発つ便に乗るのは初めてだ。 成田空港よりも、運用スケジュールに弾力性があるからだろう。 6月というオフシーズンにも関わらず、羽田空港国際線ターミナルは結構な混雑で、ビールを…

旅の費用~ベトナム、サパ

カードの引き落とし金額も確定したので、個人的な備忘録としてGWのベトナム旅行の費用をまとめておく。 ①航空券 往路:NH857便(8:55羽田→12:25ハノイ) 復路:NH858便(15:05ハノイ→22:15羽田) 恐らく東京からハノイを往復するのに最高と思われるこのチケットが…

VOW(Voice Of Wonderland)ベトナム編

カンボジアやラオスで感じたような社会主義的な闇を感じることは少ないけれど、タイに比べたら圧倒的な暗さがあるベトナム。 それは体制に起因する部分もあるだろうが、この国の体験した過酷な歴史による部分もあるのかもしれない。 しかしその正体は、単に…

ベトナム放浪記~さらばベトナム、帰国(5/5)

ホテルで朝食を済ませたら、チェックアウトまでの短い間に町歩きなど。 まず向かったのはancient house。 19世紀に建てられた中国式の古民家を保存した観光施設である。 日本の古民家とも相似したところもあり、なんとなく懐かしさを感じないでもない。 次い…

ベトナム放浪記~ドゥオンラム村、ハノイ最後の夜(5/4)

ハノイから西に50km程のドゥオンラム村。 数百年前に建てられたという民家、井戸、寺などが残る、言わば川越のような立ち位置の村に、車をチャーターして行ってきた。 入村料2万ドンを払い、代わりに大雑把であまり役にも立ちそうにない地図を貰いゲートをく…

ベトナム放浪記~サパを去る、ハノイの最悪なレストラン(5/3)

朝になっても雨は降り続いていた。 おまけに気温もとても低い。 午後イチのバスでサパを離れなければならないのだが、この陽気ではとても観光どころではない。 私は町歩きをしつつ、目についた店を冷やかしがてら覗く。 お土産用に欲しいものは何もない。 し…

ベトナム放浪記~雨のFANSIPAN(5/2)

ベトナムの祝日も終わり、ようやく町は少し落ち着きを取り戻してきたようだ。 ベトナム最高峰、否、ベトナムのみならずインドシナ半島の最高峰、Mt.FANSIPANは何を隠そう(隠してないけど)ここサパにある。 標高3143mのこの山、以前は2日がかりで登山するしか…