2016釣行記

聖闘士聖夜・・・12/24萬栄丸

会社の納会で真鯛の姿造りとアオリイカの刺身を振る舞うことがここ数年ほど続いていたのだが、今年は潮周り的に真鯛を狙うチャンスがなく、アオリイカに至っては最早釣り方を忘れるほどやっていない。 納会を盛り上げるレアで旨い魚を自縄自縛的に求めた私は…

三択ロースの残りもの・・・12/11庄三郎丸

師走も三分の一が経過し、いよいよ2016年も秒読みという現状は、私には恐怖すら感じるスピード感である。 こんなにも月日の経つのが速いなら、私の寿命が尽きるのもすぐだと考えざるを得ない。 「いつかやりたい」 「いつか行きたい」 などと悠長なことを言…

師走の三択ロース・・・12/4羽田かみや

土日共に晴天凪予報の師走最初の土日。 最近釣り不足の私は連チャン釣行といきたいところなのだが、金曜日の仕事がかなり遅くなり土曜日は起きれず。 困ったな。 もう師走、しかし私は秋冬の風物詩的な釣り三種目が未だ手付かずなのだ。 その三種目とはアオ…

はずれる君・・・11/30野毛屋

やぁ、みんな(*´∀`)ノ 僕、はずれる君だよ! 僕はなんでもよくはずれるんだ。 競馬の予想なんて当たった試しがないし(ちなみに競馬は憎んですらいるよ!)、ビンゴ大会では今だかつて景品とは無縁だし、ガリガリ君にアタリがあるなんて信じてないし、飲んだ…

30回目の正直・・・11/12野毛屋

「今年はアオリいるぞ!何でまだやらないの?」操舵室からひょっこり顔を出してキャプテンUGが私に尋ねた。 何で? それは今年は例年になく休日出勤が多く、夏休みですら数週間前に取得したばかり、アオリを釣りに行く余裕がないのである。 カツオ、マグロも…

幽霊魚・・・10/10中山丸

三連休は雨が降ったり風が吹いたりしたそうだが、生憎と土日ともに休日出勤の私には所詮関係のないこと。 ・・・。 と思ったら大アリでしたよ! 私の唯一の休みである体育の日が、三連休中唯一の雨マークがない日であった為に全国各地より釣人が大集結、中山…

真鯛の季節・・・10/2野毛屋

雨もない、風もない、仕事もない、久々の日曜日。 私の頭のなかは真鯛でいっぱい。最早真鯛しかない。 まるで遠足前日の小学生のように興奮し過ぎて2時に目が覚めちゃう始末、完全に覚醒したようで目覚ましが鳴るまであと2時間あるのに眠れそうにない。 私は…

夜釣りよ今夜もありがとう・・・9/1萬栄丸(勝山)

やって来ました初めての漁港、勝山。 狙うはこれまた初めてのターゲット、クロムツ。 不安感と高揚感が入り交じる夕方。 そういえば夜釣りも沼津のタチウオ以来だから、いったい何年ぶりだろうか? 釣座システム。 平日にも関わらず船は定員14名満船とのこと…

選択の余地無し・・・8/28野毛屋

巨大迷走台風の接近に伴い波風ありそうな予報だけど、この日を逃すと遂に8月の釣行回数ゼロ回という漁師にあるまじき不名誉な記録を残してしまうこととなる私には「行かない」という選択肢は許されないのであった。 そして、釣りたい釣り物は色々とあれど、…

消去法・・・7/24中山丸

真鯛が釣れそうな潮じゃないし、さりとて他に食指が伸びるような釣りもない。まぁ、タイトル通り消去法の釣りもの選択である。 反応の上に船を止めるタチウオ釣りは個人的には小潮周り限定の種目で、尚且つ加齢と共にタチウオの過剰とも言える脂を胃が受け付…

海の日・・・7/18野毛屋

消費増税の名の元に高速道路の値上げが行われたのは記憶に新しいが、今度は渋滞緩和の名の元に高速道路の料金見直しが行われ、第三京浜、横浜新道、横浜横須賀道路経由で野毛屋に向かうという馴染みのルートは実に高速料金だけで片道1390円も支払わされるよ…

暴風・・・7/3野毛屋

目を覚ますと強い風が吹いていた。 調べると観音崎は南西12m。 私は暫し逡巡した。 風向きは南東、第三海堡は一応風裏ではある。 一方で今読みかけのとんでもない小説が正にクライマックスを迎えてもいる。 南西強風に翻弄されながら今年はとみに機嫌の悪い…

仕立・・・6/15野毛屋

初めて自分で押さえた仕立船。 しかし厳密に言うと、これは遊びではなく仕事の一環。 しかし私も竿を出した以上、このブログは私の全ての釣行を記録するという責務を負っているので書かない訳にも参りません。 海はこんな感じ。 ターゲットはアジをメインに…

前衛芸術夏仕様・・・6/11野毛屋

意外と言っては失礼だが、午前アジ船は大混雑していた。 私は午前アジ午後フグのグルメなリレー船乗船を目論んでいたのだが作戦変更、この日フグ船の2隻目としてスタンバっていたキャプテンUGが舵を取る第二忠丸の左舷ミヨシの釣座札を取った。 さてこの判断…

入梅・・・6/5野毛屋

朝起きると雨が降っていた。 後に知ることとなるが、関東地方はこの日梅雨入りをした。 私は暫し逡巡する。 釣りには行きたいが雨には濡れたくない。 しかし予報によれば雨は午前中で止むという。 私は気力を振り絞って出発した。 狙うは旬真っ只中の東京湾…

nothing left inside・・・5/22野毛屋

雲ひとつ無い青空の中を出港。 雲ひとつ無い青空の中を帰港。 最高の釣り日和でありました。 しかしクーラーボックスの中に魚は何も無い。 惨敗。 三連敗。 【釣果】 7時15分出船、15時30分沖揚がり 【タックル】 ロッド:ZENITH零式 LIGHT G-TOP L リール:…

風物詩…4/30庄三郎丸

今年の春は相模湾の水垢が薄く、庄三郎丸のメダイ船は盛り上がることなく終了してしまった。 私は今年は気合を入れてディープ・スロー・ジギングに挑むべく、SALTIGA15-HLを購入したのだが、僅か1回使ったのみでシーズン終了とは何ともやりきれない。 しか…

千倉の哲人エピクロス釣行・・・4/16千鯛丸

時として釣人を哲人に変容させる魔の海千倉沖。 しかしこの日は快楽主義的イージーな釣りが待ち受けていた。 港では体感4~5mといった北東風。 しかしこの程度の風であってもこの風向きなら千倉沖は結構な波とウネリがある。 港を出ると、先日カマスを釣った…

最後にカマシます・・・4/13庄治郎丸

やっと代休を強奪! 夢の平日釣行である。 しかし小潮回りにつき一番乗りたいエビ鯛船は休戦ならぬ休船。 それでは「真鯛の代わりに金目鯛だ」とばかりにスロージギングを考えたのだが、どうも予報が良くない。 徐々に南西風が強まりそうなのだ。 相模湾にと…

曇天と深い海…4/2庄三郎丸

釣りの魅力は色々あれど、「釣りを通じて移ろいゆく季節を実感する」ことも釣りの、ことに沖釣りの醍醐味の一つである。と個人的には思う。 スプリング・ターン・オーバーは水垢/ヌタ潮を生み、基本的には釣りの邪魔になるのだが例外もある。 普段は300m以…

プチ修行・・・3/27中山丸

修行のような釣りとなった土曜日の真鯛釣り。 翌日曜日は近所の船宿から癒しのアジ釣りに出撃。 アタリの多いアジに慰めてもらいつつ、美味しい魚も欲しい。 船はいつもの中山丸。 親方に胴の間に案内されて道具を置き、受付を済ませ、タックルをセッティン…

慢心…3/26野毛屋

ふと時計を見ると15時半を過ぎていた。 タイムオーバー、ゲームセット。 真鯛釣りにおいてはボウズが続くことも避けられないものなのだ。 「撃沈」、「連敗」、「2016年二度目のボウズ」、「伝説の谷間星人現る」etc...。 頭のなかでは今日の釣行記のタイト…

断切・・・3/21野毛屋

ふと時計を見ると15時半を過ぎていた。 タイムオーバー、ゲームセット。 連勝記録にはいつか終わりが来るものだ。 「撃沈」、「連勝ストップ」、「2016年初ボウズ」、「伝説の谷間星人現る」etc...。 頭のなかでは今日の釣行記のタイトル候補が幾つも過る。 …

つづき・・・3/12庄治郎丸

《前回のあらすじ》 80号負荷の竿でカマスの引っ掛け釣りを続けているとそのうち折れかねないと危惧した私は、外出先から直帰となったある日、池袋のフィッシングジャンボへと立ち寄ったのだった…。 価格もスペックも似通ったDAIWAとアルファタックルのロッ…

川崎開幕・・・3/5中山丸

金曜日。 しがらみ的なものでスノッブなライブハウスにて酒と食事を摂りつつスノッブなライヴ観賞。 たぎるものは無いけれど、技術に裏付けされた演奏は心に響くものがある。 まあ基本的に無縁な世界ではあるけれど。 スノッブなライヴの良い点は終わるのが…

イケメンの宿命・・・2/28庄三郎丸

久し振りに、実に久し振りに乗船した22号庄三郎丸。 イケメン船長はライトウイリーからカマスへといつの間にか担当種目が変わっていた。 平塚で最愛の船、今釣趣というよりも食趣にはまっているカマス、これは乗らない訳にはいかない組合せだ。 22号船では最…

「しぶといな」とキャプテンは言った・・・2/27野毛屋

時計を見ると16時を過ぎていた。 タイムオーバー、ゲームセット。 連勝記録にはいつか終わりが来るものだ。 「撃沈」、「連勝ストップ」、「2016年初ボウズ」、「伝説の谷間星人現る」etc...。 頭のなかでは今日の釣行記のタイトル候補が幾つも過る。 冷静に…

凡庸…2/13野毛屋

南西暴風予報。 春一番である。 朝の内は大丈夫だが、昼頃には風が届きそう。 私は迷った末に野毛屋のアジ船をチョイスした。 午前中なら凪の海でのんびりと釣りが出来そうだし、万が一予報よりも早く風が届いたとしても、八景沖は地形的に南西の風裏なので…

カマス、引っ掛けマス。・・・2/6庄治郎丸

「引っ掛け釣りなんて釣りじゃない」と高らかに宣言した私ではあったが、釣行前夜せっせと引っ掛け釣り仕掛けを自作した。 やだなあ、違いますよ、もしもの時の保険ですよ、保険! 7時に出船した第5庄治郎丸は一路瀬の海へ。 そして船団に合流だ。 この光景…

電動デビュー…1/31庄治郎丸

最早私はルアー・アングラーではない。 いや、最早という表現はおかしい。 とっくの昔にルアー・アングラーではなくなっていたのである。 何の抵抗もなくコマセを捲き、こっそりとロッドキーパーも所有している私が電動デビューを果たすことは時間の問題では…