ポルトガル放浪記~ナザレへ(10/26)
いよいよ実質的な最終日である。
カントリーサイドに出掛けてみようと、ギネスブックに世界一高い波に乗ったサーファーを送り込んだ漁師町、ナザレへ行ってみよう。
アレルギー性鼻炎に悩む私はかれこれ30年近く点鼻薬のナザールを愛用しており、なんとなく愛着のわく名前なのだ。
セッテ・リオス・バスターミナル(という名の極めて分かりにくい場所にある地方行き長距離バスターミナル)10時発のバスに乗り、約2時間で到着。
ナザレの市場にて。
既に昼を過ぎており、閉店間際の市場は然程活気がなかったが、その規模の大きいこと!
あれ?
ギネス記録の大波はどこ?
拍子抜けするほどに穏やかなビーチ。
最早海水浴客の姿はない。
街のど真ん中を貫くケーブルカーに乗って、丘の上のシティオ地区へ。
果たしてポルトガルに坂のない街はあるのだろうか?
ノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会。
重厚な雰囲気なんだけど、凄まじい教会を沢山見てしまった後だけに、殊更質素に感じてしまう。
小さな小さなメモリア礼拝堂。
アズレージョが美しい。
さっき通ったビーチを望む。
かなりな標高差で、睾丸が縮みあがる。
私は高いところが得意ではないのだが嫌いでもない。アンビバレント。
かつて要塞、今灯台。
絶景かな。
絶景かな。
ケーブルカーで麓へ下り、駅の目の前にあったサントスという名のレストランで昼食。なんでも貝料理の名店なのだとか。
オーダーは白アサリ(他に黒アサリ有り)、ガーリック味。
陽気な男性店員に「ガーリック味とトマト味、どっちがいい?」と訊かれ、そんな魅惑的な二択選べないだろうということで、オススメをくれ!と頼んで出てきたのがこちらです。
凄い量、そして滅茶苦茶旨い。
アサリの出汁とガーリックとパクチーのハーモニーが素晴らしく、パンにスープを浸して完食完飲!って感じ。
適当にプラプラ歩いているだけで、なんとも満ち足りた気持ちになる。
調べたところによると、日本人に馴染みが薄いだけで、ナザレは国内からは勿論ヨーロッパ中から人が集まるポルトガル随一のビーチリゾートなのだそうだ。
しかし10月末のシーズンオフ、街は静かな漁師町に過ぎず、観光客は少なくのんびりとした雰囲気。
最高である。
釣具屋発見!シマノとダイワはここポルトガルでもしのぎを削っている模様。
もっとゆっくりしたかったのだけれど、バスの本数が極端に少ないので15:15発の哀愁バスに乗りリスボンに戻る。
地下鉄もこれで乗り納めかぁ。
プリペイドカードの残高は3ユーロ程余ってしまった。
ホテル最寄り駅より手前で降りて町歩き。
トラムとバスの車内から眺めただけだったコメルシオ広場。
人大杉。
さて、最後の晩餐はまたしても太ったおばちゃんのファドが聴けるあのレストランにしましょう。
複数の店員に「hello again!」と声かけられて気分は常連客だ。
オーダーはアローシュ・デ・マリスコス。海鮮リゾット、というか雑炊に近い。何食べてもポルトガル料理は美味しいけど、個人的にはこれが一番気に入ったかな?
最初の数日は料理のボリュームに辟易してた部分もあったのだけど、身体が慣れてしまいペロリと平らげた。
危険だ。
今宵はいつもの太ったおばちゃんの他、20代と思しきヤングマンのシンガーも頑張っていた。
こうして伝統は受け継がれる。
薄暮の空にファドが吸い込まれていく。
参ったな。
まだ帰りたくない。
もっとポルトガルに浸っていたいのだ。
カントリーサイドに出掛けてみようと、ギネスブックに世界一高い波に乗ったサーファーを送り込んだ漁師町、ナザレへ行ってみよう。
アレルギー性鼻炎に悩む私はかれこれ30年近く点鼻薬のナザールを愛用しており、なんとなく愛着のわく名前なのだ。
セッテ・リオス・バスターミナル(という名の極めて分かりにくい場所にある地方行き長距離バスターミナル)10時発のバスに乗り、約2時間で到着。
ナザレの市場にて。
既に昼を過ぎており、閉店間際の市場は然程活気がなかったが、その規模の大きいこと!
あれ?
ギネス記録の大波はどこ?
拍子抜けするほどに穏やかなビーチ。
最早海水浴客の姿はない。
街のど真ん中を貫くケーブルカーに乗って、丘の上のシティオ地区へ。
果たしてポルトガルに坂のない街はあるのだろうか?
ノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会。
重厚な雰囲気なんだけど、凄まじい教会を沢山見てしまった後だけに、殊更質素に感じてしまう。
小さな小さなメモリア礼拝堂。
アズレージョが美しい。
さっき通ったビーチを望む。
かなりな標高差で、睾丸が縮みあがる。
私は高いところが得意ではないのだが嫌いでもない。アンビバレント。
かつて要塞、今灯台。
絶景かな。
絶景かな。
ケーブルカーで麓へ下り、駅の目の前にあったサントスという名のレストランで昼食。なんでも貝料理の名店なのだとか。
オーダーは白アサリ(他に黒アサリ有り)、ガーリック味。
陽気な男性店員に「ガーリック味とトマト味、どっちがいい?」と訊かれ、そんな魅惑的な二択選べないだろうということで、オススメをくれ!と頼んで出てきたのがこちらです。
凄い量、そして滅茶苦茶旨い。
アサリの出汁とガーリックとパクチーのハーモニーが素晴らしく、パンにスープを浸して完食完飲!って感じ。
適当にプラプラ歩いているだけで、なんとも満ち足りた気持ちになる。
調べたところによると、日本人に馴染みが薄いだけで、ナザレは国内からは勿論ヨーロッパ中から人が集まるポルトガル随一のビーチリゾートなのだそうだ。
しかし10月末のシーズンオフ、街は静かな漁師町に過ぎず、観光客は少なくのんびりとした雰囲気。
最高である。
釣具屋発見!シマノとダイワはここポルトガルでもしのぎを削っている模様。
もっとゆっくりしたかったのだけれど、バスの本数が極端に少ないので15:15発の哀愁バスに乗りリスボンに戻る。
地下鉄もこれで乗り納めかぁ。
プリペイドカードの残高は3ユーロ程余ってしまった。
ホテル最寄り駅より手前で降りて町歩き。
トラムとバスの車内から眺めただけだったコメルシオ広場。
人大杉。
さて、最後の晩餐はまたしても太ったおばちゃんのファドが聴けるあのレストランにしましょう。
複数の店員に「hello again!」と声かけられて気分は常連客だ。
オーダーはアローシュ・デ・マリスコス。海鮮リゾット、というか雑炊に近い。何食べてもポルトガル料理は美味しいけど、個人的にはこれが一番気に入ったかな?
最初の数日は料理のボリュームに辟易してた部分もあったのだけど、身体が慣れてしまいペロリと平らげた。
危険だ。
今宵はいつもの太ったおばちゃんの他、20代と思しきヤングマンのシンガーも頑張っていた。
こうして伝統は受け継がれる。
薄暮の空にファドが吸い込まれていく。
参ったな。
まだ帰りたくない。
もっとポルトガルに浸っていたいのだ。