夏期休暇2018~ダヴィドガレジ(6/28)
宿のスタッフに車のチャーターを頼み、ダヴィドガレジへのツアーを手配。
ここはトビリシの西南、アゼルバイジャンとの国境に面した砂漠地帯。
6世紀に洞窟を利用して作られた古い修道院がある。
マルシュルートカでは行けない僻地の為、車をチャーターすることが得策なのである。
トビリシを少し離れただけで、完全な牧草地帯へと突入する。
行く手を阻むは車ではなく家畜の群れだ。
本日チャーターした車のドライバー、ジョージさん。
覚えやすい名前だね、と言うと、ジョージアで一番多い名前がジョージ、2番目がダヴィドなんだそうだ。ジョージさんと行くダヴィドガレジ、なんとなく象徴的であるような気がしないでもない。
悪路を走る。
かなり揺れる。
徐々に辺りは砂漠化してくる。
砂漠といっても草が生え、牛や馬が所々にいることから、全く雨の降らない土地という訳でもなさそうだ。
この洞窟を利用して作られた修道院がダヴィド・ガレジである。
こんな過酷な土地に、6世紀に建てられたという修道院。
今でも数人の修道士たちが住んでいるという。
一段下がったところには教会が。
写真を撮るのは自粛しようと思っていたら、私の心を見透かしたかのようにガイドのジョージが近付いてきて、小声で写真を撮っても構わないと囁いてくれた。
こちらは修道院の開祖(だと思うが違ったかもしれない)のお墓とのこと。
更に、道なき道を示す標識によると、この奥に異なる修道院があるという。
大アドベンチャーのような心持ちで進むと...
これまた洞窟のなかに小さな教会がありましたよ!
何故、こんな場所に?
この先に続く階段もあったのだが崩落して修理中であり、ここで引き返す。
ガイド兼ドライバーのジョージによると、ここから山をひとつ越えた先に、もう一つ重要な教会があるそうなのだが、今はアゼルバイジャン領なので簡単には行けないとのことだった。
ジョージは子供の頃、遠足で当時はジョージア領だったその教会に行ったことがあるのだそうだ。
国境には軍の見張り用の施設もあり(ジョージの「彼等は怪しい動きをする人間を常に見張っている。they can shoot you」の冗談にカメラを引っ込めてしまった小心者の私である)、地続きの小国の領土問題の一端を垣間見たような気がした。
帰りの道すがら、酒好きジョージとワインとビールの話で盛り上がる。
ちなみに彼はパリ・サンジェルマン→スウェーデン→カタールでかつてプレイした元プロサッカー選手だそうで、正にいま隣国のロシアで行われているワールドカップに夢中なのだそうだが、サッカーの知識に乏しい私は申し訳ないけど話の全くついていけなかった。
代わりに盛り上がったのが、栃ノ心と酒なのである。
するとホスピタリティの塊のジョージ、私をワイナリー直営のワイン販売店に連れていってくれた。
お分かり頂けるだろうか?
貯蔵タンクから直接ペットボトルに入れて売ってくれるのである。
あと2泊しかない私は、500mlを2種類買おうとしたのだが、1リットルが最低単位のこと。
「普通5リットルぐらい買うでしょ!」とジョージに肩やら背中をバンバン叩かれながら、彼のお気に入りというワイン(KINDZMARAULIという銘柄)を1リットルもらう。価格は11ラリ(約500円)。天国である。
更に!これで終わらないのがジョージのホスピタリティ、今度はトビリシ市内の醸造所直営らしきビール販売店に連れていってくれた。
「軽く6リットルぐらい買うか?」というジョージのジョークには付き合わず、3リットル貰った。
ちょっと飲んじゃっだけど、ここも1.5リットル入りのペットボトルにこのようにタンクから直接注いでくれるスタイル。
価格は7ラリ(350円弱)。天国である。
私の次の客は聖職者二人組。ジョージアでは聖職者もビールを飲むのだ。
そしてジョージの紹介で私が日本人だと知ると、「今夜のワールドカップ、日本の幸福を祈るよ。」と嬉しい一言。
頑張れニッポン!ジョージア正教の聖職者も味方してるぞ!
しかし、その夜日本チームが敗北する様を件のワイン飲みながら見届ける結果となった。
二日かけて飲む予定のワインを、お陰で一晩で空けてしまい、夕食を食べに行けない程泥酔してベッドに昏倒したのであった。
エアコンを入れたまま昏倒した愚行が悲劇を産んだ。
ここはトビリシの西南、アゼルバイジャンとの国境に面した砂漠地帯。
6世紀に洞窟を利用して作られた古い修道院がある。
マルシュルートカでは行けない僻地の為、車をチャーターすることが得策なのである。
トビリシを少し離れただけで、完全な牧草地帯へと突入する。
行く手を阻むは車ではなく家畜の群れだ。
本日チャーターした車のドライバー、ジョージさん。
覚えやすい名前だね、と言うと、ジョージアで一番多い名前がジョージ、2番目がダヴィドなんだそうだ。ジョージさんと行くダヴィドガレジ、なんとなく象徴的であるような気がしないでもない。
悪路を走る。
かなり揺れる。
徐々に辺りは砂漠化してくる。
砂漠といっても草が生え、牛や馬が所々にいることから、全く雨の降らない土地という訳でもなさそうだ。
この洞窟を利用して作られた修道院がダヴィド・ガレジである。
こんな過酷な土地に、6世紀に建てられたという修道院。
今でも数人の修道士たちが住んでいるという。
一段下がったところには教会が。
写真を撮るのは自粛しようと思っていたら、私の心を見透かしたかのようにガイドのジョージが近付いてきて、小声で写真を撮っても構わないと囁いてくれた。
こちらは修道院の開祖(だと思うが違ったかもしれない)のお墓とのこと。
更に、道なき道を示す標識によると、この奥に異なる修道院があるという。
大アドベンチャーのような心持ちで進むと...
これまた洞窟のなかに小さな教会がありましたよ!
何故、こんな場所に?
この先に続く階段もあったのだが崩落して修理中であり、ここで引き返す。
ガイド兼ドライバーのジョージによると、ここから山をひとつ越えた先に、もう一つ重要な教会があるそうなのだが、今はアゼルバイジャン領なので簡単には行けないとのことだった。
ジョージは子供の頃、遠足で当時はジョージア領だったその教会に行ったことがあるのだそうだ。
国境には軍の見張り用の施設もあり(ジョージの「彼等は怪しい動きをする人間を常に見張っている。they can shoot you」の冗談にカメラを引っ込めてしまった小心者の私である)、地続きの小国の領土問題の一端を垣間見たような気がした。
帰りの道すがら、酒好きジョージとワインとビールの話で盛り上がる。
ちなみに彼はパリ・サンジェルマン→スウェーデン→カタールでかつてプレイした元プロサッカー選手だそうで、正にいま隣国のロシアで行われているワールドカップに夢中なのだそうだが、サッカーの知識に乏しい私は申し訳ないけど話の全くついていけなかった。
代わりに盛り上がったのが、栃ノ心と酒なのである。
するとホスピタリティの塊のジョージ、私をワイナリー直営のワイン販売店に連れていってくれた。
お分かり頂けるだろうか?
貯蔵タンクから直接ペットボトルに入れて売ってくれるのである。
あと2泊しかない私は、500mlを2種類買おうとしたのだが、1リットルが最低単位のこと。
「普通5リットルぐらい買うでしょ!」とジョージに肩やら背中をバンバン叩かれながら、彼のお気に入りというワイン(KINDZMARAULIという銘柄)を1リットルもらう。価格は11ラリ(約500円)。天国である。
更に!これで終わらないのがジョージのホスピタリティ、今度はトビリシ市内の醸造所直営らしきビール販売店に連れていってくれた。
「軽く6リットルぐらい買うか?」というジョージのジョークには付き合わず、3リットル貰った。
ちょっと飲んじゃっだけど、ここも1.5リットル入りのペットボトルにこのようにタンクから直接注いでくれるスタイル。
価格は7ラリ(350円弱)。天国である。
私の次の客は聖職者二人組。ジョージアでは聖職者もビールを飲むのだ。
そしてジョージの紹介で私が日本人だと知ると、「今夜のワールドカップ、日本の幸福を祈るよ。」と嬉しい一言。
頑張れニッポン!ジョージア正教の聖職者も味方してるぞ!
しかし、その夜日本チームが敗北する様を件のワイン飲みながら見届ける結果となった。
二日かけて飲む予定のワインを、お陰で一晩で空けてしまい、夕食を食べに行けない程泥酔してベッドに昏倒したのであった。
エアコンを入れたまま昏倒した愚行が悲劇を産んだ。