ミャンマー放浪記3日目~マンダレー観光(12/30)
前日にマンダレーヒルまで乗せていって貰ったタクシーの運転手から別れ際に、翌日車をチャーターして郊外含めて名所巡りしないかと提案され、軽い価格交渉の末に合意に至ったのだが、この運転手のホスピタリティが高く、朝の8時半から日没まであちこち廻ってくれたので、大変に充実したツアーとなった。
惜しむらくは彼は英語がかなり苦手な上に性格もシャイでコミュニケーションが上手く取れず、話ができなかったこと。
そんな訳でそれぞれの場所の詳細は今もって不明だ。私が訪れたマンダレーとその近郊の名所の数々を単なる備忘録として非情緒的に残しておく。
場所の表記にカタカナとアルファベットが混在するのは、ガイドブックに載っておらず読み方が分からない所もあったため。
最初に訪れたのはマンダレー最重要寺院のマハムニ・パヤー。
自分の身体の悪い部分になぞらえ仏像に金箔を貼ると改善するという。
是非とも左肩と腰に金箔を貼りたかったけど、大行列で断念。
続いてアーナンダー・パゴダ。
パゴダ中央の四角柱の各面に巨大は仏像。
とりあえず高校時代の同級生の中西君に良く似た仏像に心動かされたので貼っておく。
その後マハガンダー僧院。
少年僧の托鉢が見られる。
普通托鉢って早朝にするものだよね、と思っていたのだが、10時過ぎの食事の為に僧坊から食堂に向かう道中で観光客向けに托鉢らしきものを行っているようだ。
皆さん飴玉あげたり、手持ちの薬上げたり、挙げ句現金まで!
托鉢の意味知ってたら現金不味いでしょ、これは乞食(こつじき)なんですから!
でも少年達は拒まない。
ラオスのルアンパバーンとは随分と異なっています。
Umin Thonze Pagoda。
この仏像の群れは仏塔の一段下にあったのだが圧巻。
soon U ponya shin Pagoda。
もうどれがどれだかわからない。
ここで正午過ぎたのでランチタイム。
Sagaing Hill restaurantという観光客向けの小綺麗なとこ。
一緒に食べようと誘ったのに遠慮か、観光客向けの店が嫌なのか、英語が話せないから嫌なのか(こっちだって似たようなものなのに)、とにかく固持された。
ん?メニュー見るとチキンカレー、カチンスタイルという魅力的なメニューが!
ミャンマーのカチン州並びにカチン族について知りたい方は冒険作家高野秀行の著書をお読み下さい。
一方で高野ファンならリアクションバイトせざるを得ない。
香草とスパイスがピリッと効いた、北部タイ料理にも繋がる旨さ。
ミャンマー料理のようなボンヤリとした曖昧さは皆無でとても旨い!
旅再開。
船着き場から巨大船外機的なボートに乗って対岸の街、インワへ。
ここの交通手段は馬車がメイン。
10000チャット(750円)、現地にしては高めだけど日本人水準ではかなりお得なお値段でチャーター。
バガヤ僧院。
木造の哀愁。
Yadana Hsemee Pagoda Complex。
ここはアユタヤ、スコータイといったタイの遺跡と通じる造り。
時計塔。
塔には登れないし、押し売りの女の子がずっとついてきてくじけそうになるしで即退散。
The Maha Aung Mye Bom San Monastery。
これも趣を異にする造りですね。アンコールにこんな感じのがあったような気がする。
光と影。
べつの建物。
ダライ・ラマ?
これにて馬車は港に戻り、再び対岸に渡って運転手と合流。
ウー・ベイン橋。
ここからのサンセットが最高だからと、日没までの結構な時間をここで費やした。
サンセット・ビヤー。
サンセット・アンダー・ザ・ブリッジ。
拝啓、橋之上より。
いや、確かに絶景でした。
160年以上も前に架けられた、手摺もない木製の橋に、休日の竹下通りのように大量の人間が乗っかっている光景。
日本ではありえない。
これにて長いツアーが終了。
彼のホスピタリティへの敬意と、払うつもりだったランチ代の代わりにチップを弾み、価格交渉以前に彼が提示した額を支払って別れた。
良い1日だった。