邪道と王道の分水嶺・・・江戸川橋大勝軒

店内に額装された巨匠・山岸一雄直筆の「王道」の色紙が最早質の悪い冗談にしか見えぬ程に蛇の道を突き進む江戸川橋大勝軒

私の記憶が正しければ、この店が王道から逸れて蛇の道を歩き始めるきっかけとなったメニューがこの「元祖たれそば」である。

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言わば大勝軒油そばといったこのメニュー、油そば自体既に市民権を得て久しいので邪道とは言えないのだけれど、東池袋大勝軒の流れを汲む店がやるとなると話が異なるのだ。

C調、B級、不A生。
適当な店主と、ヘンテコなメニューと、店内に蔓延る不潔感は、アルファベット3文字で表現出来る。

それでもここでしか味わうことの出来ない代替不能な味がある。

これからも私は折に触れて通うであろう。

元祖たれそば、最高です。