もちすぎ君、フグを釣る。…5/23野毛屋

やあ、みんな( ̄Д ̄)ノ!
僕、もちすぎ君だよ!

とにかく僕は持っている。
いや、持ち過ぎているんだ!
それが故のもちすぎ君なんだけどね、ははは。

午前中苦戦しながらもなんとか23尾のアジを確保したんだけれど、船長に訊いたら船中3~23尾、10尾前後に終わった人が殆どだったらしい。

そうか、そこまで状況が悪かったならこの釣果は出来過ぎ、それで出来杉君ならぬもちすぎ君が降臨してしまったという訳なのさ。
まったく、調子に乗りやすい40代中間管理職なんてろくなもんじゃないよね、ははは。

さて、前回無残かつ悲惨な丸坊主に終わってしまった午後フグ、前回と同じ竿・同じリール・同じ仕掛けとカットウ、おまけに釣座までもが同じで不安満載だったんだけど、そんなネガティブ要素なんてもちすぎ君の前では全く無力だったんだ。

現着すると下げ潮残り、やや強めに吹く南西風を受けて、アンカーを下ろした船はスパンカーを下ろしたままながら船首を南西に向けたのだけど、潮は北西から南東に向けて流れていた。
潮より風の方が力が強いってことだね。

右舷トモ二番手に釣座を構えていたもちすぎ君は完璧に潮上になってしまったけど、「そんなの関係ねえ!」っていうのは少し古いかな、ははは。

“ガツン!”
小さくふんわりとしゃくった竿先に走る衝撃、慌てて竿を立ててダッシュで巻くと菱形に太ったナイスバディのしょうさい君が上がってきたんだ。
ブッコミと言っていいぐらいのあっという間の出来事、これがもちすぎ君の真骨頂なのさ!

しばらく間が空いての2尾目はアタリを感知して即アワセ!
しかしこれはチップで掛け損ね。
エサが残っていることを祈りつつもう一度カットウをゆっくりと着底させて3つ数えてソフトにしゃくると
“ガツン!”
“キタ━(゚∀゚)━!”
ギュンギュン引き込むこの引き味。そうそう、忘れていたけどショウサイフグの引きって意外なまでに強いんだよね!
空アワセにガツンと衝撃が走るのも快感だけど、こうやってアタリを感知して掛けに行く駆け引き、ましてや一度しくじったアタリをもう一度掛けて釣る喜びは何ものにも代え難い。

そしてこの日最大のドラマは上げ潮の流れ初めに訪れたんだ。

船下に流れていたラインがトモ側に流れるようになった。
先程までとは一転、今度はもちすぎ君の釣座は潮先から二番目。
この有利な条件を見過ごすほどもちすぎ君は鈍ってはいないんだ。

“ズドン!”
しゃくった竿がまるで根掛かりしたかのようなフルベンド。
やべえ、アカエイでも掛けちまったかと思ったけど、竿を立ててゆっくり巻くとゴンゴンという強い引きが伝わってくる。フグでしょ?これフグだよね?
海面にゆらりと現れた大きな魚影。
慌てて船長がタモ取りしてくれたのは…
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48cm、2kg超え。
それは見たこともないような大きなトラフグだったんだ。 

いや~、持ち過ぎ具合もここまで来るとむしろ困っちゃうな。
持っていない人々の羨望の視線が刺さりまくって痛いなんてもんじゃないよ、ははは。

結局この後ショウサイを2尾、そして食べ頃サイズのトラフグまで追加して合計6尾でフィニッシュ。
ショウサイは小型は混じらず全てオスだったけど、持ち帰り可能な白子はそのうち2尾から出てきたんだ。

ボウズから一転してショウサイ4尾、白子が2尾分、そしてトラフグ2尾。
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どうだい、もちすぎ君がもちすぎ君たる所以が君にも分かっただろう?

じゃあみんな、またね!

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第二海堡には鳥山が…


【釣果】
12時30分出船、16時沖揚がり
ショウサイフグ4尾、トラフグ2尾

 
【タックル】
ロッド:マニアス・フグ・リミテッド
リール:SHIMANO ステファーノ201
ライン:PE1号
 
 
【本日の総括】
何も言うことはない。

釣座も同じ、釣具も同じ、おまけにカットウも前回とまるで一緒、釣り方も変えたところはないつもりだ。
前回となにも変わっていないのに釣果だけが全く異なる。
私にとってフグ釣りの謎が余計に深まっただけであった。

さて、アジ釣りもフグ釣りも真の楽しみは帰宅後こそにある。

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身欠6尾分。
やはり1尾だけ明らかにデカ過ぎる。

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半分以上食べちゃた後の撮影だけど、トラフグとショウサイの食べ比べの図。
歯ごたえは勿論トラフグに分があるけれど、あれれ?旨味はショウサイの方が強いような…。

ボウズ一転竿頭となったことで謎がますます深まったフグ釣り、今回の記憶が薄れぬうちにもう一回いってみようかな。