漁師飯・・・梅乃家(竹岡)

何故乾麺を使うのか。
何故梅割りがあるのか。

歴史を紐解けばそこには必然があるわけだ。

私は漁師でもなければ地元の民でもない、通りすがりの釣り好き中年男性である。

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竹岡「梅乃家」チャーシュー、薬味。

自分が関わってきたラーメン基準に照らし合わせれば、ツッコミどころは山ほどある。

しかしこの店にはこの店が築いてきたこの店にしかないストーリーがあるのだ。

海から戻った男達を癒すことがこの店のレーゾン・デートルであるならば、店員がいささかくたびれ気味とはいえ全員女性であるのも必然なのかもしれない。

地産醤油を豚の煮汁だけで割ったスープと乾麺、旨いけど味付け濃すぎるチャーシュー、そして薬味の野菜は山盛りの刻み玉ねぎ。

個々に見ると微妙でもトータルのバランスで納得出来るのは歴史の積み重ねが産み出す味だからであろう。

唯一無二、代替不能
最初に食べた時は特異性ばかりに注目してしまったけれど、しっかりと向き合ってみれば、とても旨い一杯でありました。