餃子新時代・・・渋谷「立吉」

最期の晩餐は何が良いかと問われれば、迷うことなく「旨い焼き餃子」と答える。

俺が最も好きなのは年老いた母親の手作り、次いで宇都宮みんみん本店の“焼き”である。

両者の共通点は、
1,皮が薄く
2,餡は野菜を大量に入れ
3,やや小振りなサイズ
である。
この3点こそが俺が餃子に求める要素である。
更にオプションで一味か七味がピリッと効いた辛いラー油があればもう完璧。
余談(でもないの)だが、宇都宮みんみん本店の自家製ラー油は尋常じゃない量の唐辛子が投入されており、ピリ辛濃厚激旨、餃子以上にこのラー油が素晴らしいと言っても過言ではないかもしれない。

ちなみに我が愛する歓楽街、蒲田は“羽付き餃子”で有名である。

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金春本店の焼き餃子2人前。

これはこれで旨いのだが、モッチリ厚い皮とやや大振りなサイズはいずれも俺の好みとは相反する。

好きなものほど妥協出来なくなるのは、釣りだって音楽だって餃子だって一緒なのだ。


先日、タイラバのヘッドを買いに渋谷サンスイに行く途中、見覚えのない立ち飲み屋を発見した。
店の名前は「立吉」、そして餃子の店とある。

「これだ!」

立ち飲みクエストを始めて幾年月(そんなに経ってないか・・・)、それなりにお気に入りの店が増えてきた一方で、何かしら満たされぬ思いもどこかで感じていた、その正体はこれだったのだ!

サンスイで買い物を済ませると迷いのない足取りで立吉へ。

「ビールと餃子!」と即座にオーダー。

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・・・。
う~~~~~む。

どこまでもモッチリと分厚い皮、野菜なんて入っていないかのような肉肉しい餡、極めつけはラー油が置いてなく代わりに練りカラシをつけて食べる飲茶スタイル、これは餃子であって餃子ではない!

こういう餃子を旨いと思う方も多々いらっしゃるとは思うのだが、俺の嗜好性とはベクトルが全く異なる。
期待が大き過ぎただけに失望感も大きく、その後俺は富士屋本店へとカシを変えて飲み直したのだった。

近いうちに実家に顔出して餃子でも食わせてもらおうかな。

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40過ぎた男が“ママの餃子が一番”だなんて、みっともないですよ!・・・実家の猫・談

うるせえ、いくつになっても母と息子の絆は深いんだよ!
ビートたけしや武田鉄也や松本人志を見てみろ!