幸運な出会い・・・新宿「多幸一」

翌週に迫ったライヴに備え、三連休ど真ん中の日曜日に新宿のスタジオで練習することになった某バンド。

皆さん仕事がお忙しいようでなかなか予定が合わず、本番丁度一週間前のこんなタイミングでの初練習となってしまった。
やれ釣りだ、立ち飲みだと遊び回っているのはどうやら俺ひとりだけのようだ。
しかもこれが本番前の最初で最後の練習らしい。
助っ人の立場でこんな事言うのもなんだが、大丈夫か、この某バンド?

練習は午後7時からだったのだが、6時前には上州屋新宿店に居たワタクシ。
バンド活動と楽器・機材収集が異なる趣味であるように、釣りと釣り具収集も若干ベクトルの異なる嗜好だ。そういう意味では楽器と釣り具は似ている。
危ないぞ、楽器大好きなfIVEさん!

残念ながら目当てのモノが無かったので、珍しく何も買わずに店を出て、歌舞伎町を散策。
すると「タコ焼きいかがですか~?」と威勢のイイ声が聞こえた。
ん?タコ焼き?
俺はタコ焼きと生ビールという組み合わせに滅法弱いのだ。
路面でタコ焼きを焼いていた店員に、「中で飲み食いできるの?」と尋ねると、
「奥にどうぞ!」との事。入ってみると、広さ6畳程の座敷の壁面にカウンター・テーブルがグルリ。

そして豊富なサイド・メニューにアルコール。

これだ!

早速生ビールを頼むと、プレミアム・モルツが。
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プレミアム・モルツは大好きだが、タコ焼きとのマッチングはいささか悪いような気がする。
タコ焼き屋では“ジャンク”であることこそが重要なのだ。
ここは豪快にサッポロかスーパー・ドライのジョッキでキメて欲しいところだが贅沢は言うまい。

タコ焼きにも色々と種類があったのだが、店員のオススメ「ネギマヨ素焼き」なるものを頼んでみた。

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タコ焼き本体に味がついており、ソースを塗らないスタイル、トッピングに沢山の葱とマヨネーズが盛られている。

ちょっと小振りなそのタコ焼きを1個頬張る。

「……あちちちちちちちちっ、うめえ!」
外はカリっと、中はドロっと仕上げた大阪スタイル、旨い!

プレミアム・モルツの小さなジョッキでは気分が出ないので、よりジャンク度の高い角ハイボール(は何故こんなに流行ってるんだろう?)を追加。

ヤバイ。ノッてきた。
今からスタジオだというのにノッてきた。
アオリのノリは悪いというのにノッてきたぞ!

プレーンなソースタコ焼きを追加、更に角ハイボールもお代わりだ!

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う~ん、ワンダフル&ビューティフル&テイスティー&サースティー&ミゼラブル!!!

散々飲んで食って1800円と正当的タコ焼きプライスなのもグー、いい店見つけちゃったなあ!
食のグローバリゼーションが進み、東京に居れば世界中の美味しい料理が何でも食べられるこのご時世にあって、サクッとビール飲んでつまめる旨いタコ焼き屋が東京に少ない(あるいは俺が知らないだけ?)のは大いなる疑問だった。

こういう店が増えていけば、数多ある東京の不味いタコ焼きは駆逐されていくであろうし、そうなれば俺の、いや都内タコ焼きファン達のタコ焼きライフもより充実することだろう。