承前・・・10/19BIG FIGHT松本

(前の記事より続く)

小雨が断続的に降っている。更に冷たい北風が強まる。「さ、さ、さ、寒い!」俺はオシャレな秋の装い。でも気温は東京なら完全真冬でしょ、コレ!ワレットにぶら下げっぱなしの水温計を見ると7~8度を指している。絶対に朝より寒くなってるよ!風雨よけにウインド・ブレーカーをとりに車へ・・・「あれ?ない!」忘れちゃったみたい、家に・・・。
でも運良くネック・ウォーマーを持って来ていたので、首のみならず鼻から下をすっぽり覆って再スタート。ついこの前まで猛暑の中の釣りに辟易していたというのに、今日はガタガタ震えながら竿を振っている。しかも4号池、異常に濁りが増しているような・・・。朝はなかった死んだ魚の姿も見えたりして、これが噂に聞くターン・オーバーって奴?

『もう限界だ、あと1匹釣ったら即帰ろう。』しかしその1匹がとてつもなく遠い。
BUX2.5サンスイ・オリカラをチョイスして数投、ラインが張った!目一杯アワセると、ブチッとアワセ切れ。もう嫌だ。

その後5号池に移動するもこの日俺の竿がしなることはとうとう無かった。

俺は大きな貸しを残したまま、BIG FIGHT松本を後にしたのだった。

【釣果】
7:30~16:00
5匹(ニジマス


【タックル】
ロッド:レスターファイン X-STREAM 63SUL
リール:05TWIN POWER 1000PGS
ライン:GT-Rトラウト・ゴールド 3.5lb


【ヒット・ルアー】
鱒玄人2.0(ラッシュ・クロゴキ)、NOA2.6(タックルアイランド・オリカラ・ブラオレ)


【ロスト・ルアー】
鱒玄人2.0(ラッシュ・クロゴキ)、NOA2.6(タックルアイランド・オリカラ・ブラオレ)、BUX2.5(サンスイ・オリカラ)


【本日の総括】
5匹しか釣り上げていないのに、ロスト・ルアーは実に3個。ある意味流石だ。

タックルを片付け、代金を払いに管理棟へ行くと、「お飲み物お出しするから上がって行って下さい。」と言われお邪魔した。どうやらここは管理棟ではなく、経営者の松本さんご一家がお住まいになられているご自宅のようだった!熱い珈琲を頂き(冷えた身体になんとありがたかったことか!)暫く談笑。フライはドライがアタリだったらしく、魚の多くは表層を意識していたのではないか、との事だった。確かに今日の俺はBUX、オリエンを多用して中層以下を攻めている時間が長かったが、ドーナや鱒玄人、更にはトップ・ウォータープラグも使い、上の層も攻めたことは攻めたんだよな。しかも正直に告白すると、最後の10分間はX-スティックのみでセコく表層を攻めつづけたのよ!でもチェイスはあっても最後まで魚は口を使わなかった。俺としては急激な気温の低下が魚の活性を極端に落としたものと信じたい。
おばさんから、渋い時のマル秘爆釣テクを教わり(それは次にどこかで試したい)、更にはBUX2.5のBIG FIGHTオリカラ(「福田さんに頼んで作ってもらったの!」)まで頂いてしまった。ニーブーツの件も併せ、本当にお世話になりました。
来年のゴールデン・ウイークには新しいポンドもオープンするという。「オープン時には大量放流するから是非いらしてね!」
ええ、ええ、行きますとも!
魚・環境・オーナー、全てが素晴らしいBIG FIGHT松本、俺の中では本当に特別な存在になった。しかも後から気が付いたのだが、この広大な釣り場にゴミも吸殻も全く落ちていなかった!自然と共存している北海道のアングラーのマナーが良いのか、オーナーさんの手入れが行き届いているのかはわからない。でも恐らくその両方なんだろうという気がする。なんとなくだけど。