優しくなければ生きていく資格がない・・・10/9鹿島槍ガーデン

ライン張った!すかさずアワセ!フィ~ッシュ!
はっ!……なんだ夢か~。(実話) 枕もとの携帯見ると時刻は5時半。何やら外から水の音が聞こえる?カーテン開けると昨日の続きのような豪雨が…。昨日“最近の天気予報はあたる”と言ったばかりなのに、今日に限ってハズレかよ!おにぎり用意してもらって6時半に出発する予定だったのだがすっかり気力も萎え、フロントに電話して朝食を用意してもらうことに。で俺は朝風呂でリフレッシュ。

7時40分頃、若干雨脚が弱ったのを見て出発。槍に到着すると先行者車5台で10人強くらい?空いてる。
そこそこ激しい雨だが昨日に比べれば屁でもない。タックル準備し8時過ぎに実釣開始!

例によって2号池ストリーム側アウトレットを挟み込み釣座を構える。水質は昨日よりも濁りを増し白骨温泉のよう(って行った事ないけど)。ふっふっふ、開成育ちの俺にしてみればこんな濁りは生ぬるいぜ!昨日の午後良い働きをしたオリエン4g消人肌からスタート!2投目でラインが張りアワセを入れると
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いきなりアルビノ

活性高そうだし濁りもきついしアピールを高めようとオリエン4gPKにチェンジ。すると…
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続けざまにアルビノをキャッチ。
昨日から希少種が釣れ過ぎじゃないか!

う~ん。釣れると楽しいのだが、アルビノがこんなに釣れると気味が悪い。
昨日からプラグを全く使っていない事を思い出し、大物ブラウン狙いで新品のスミスJADE(サスペンデッド)をキャスト。すると…
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狙い通りとは言い切れない極小ブラウン。

反応が鈍くなったので先程と同じ攻め方を。でオリエン4gの光物のSHに変えると
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虹・茶・虹・白と怒涛の4連荘!
上のニジマスはグッド・サイズで猛烈な引きを存分に堪能したが、本当に恐ろしいのは下の30センチクラスのニジマス。強烈な引きにジャンプを繰り返し寄せるのに相当な時間を費やしたのだが、ネット・インしたのはこんな小物。ここのニジマスは本当に強い。

俺にしては驚異的な1時間7匹。しかも1匹1匹とのファイトが長いから、ず~っと釣れ続けているかのような心境に。ここのところ渋い釣りが続いていたので変な話だが釣れすぎて違和感を覚えてきた。で、ルアーを変えて攻め方を変えてみることに。BUX2.5をいくつか試すと先程までのラッシュが嘘のようにアタリが遠のく。そうそう、これがいつもの俺だ。しかし30分以上アタリが無かったので再びオリエン4gをチョイス。カラーは消マホガン。40分ぶりの獲物は小ブラウン。(キリが無いから小物の写真割愛)
更にその直後続けざまにヒット!ドラグが激しく鳴り、ラインの放出が止まらない!典型的な鹿島槍の大レインボーの引きだ!やり取りの最中突如根掛かりしたかのようにリールが重くなり巻けなくなった。方向から察するに魚が藻の群生地に突っ込んだようだ。半ば強引に引きずり出しファイト再開、と思った矢先にライン・ブレイク。逃がした魚は大きいな~と思いラインを確認すると、ブレイクではなくノットがすっぽ抜けていた。自分のせいか……。で、一気に意気消沈。

回復の為に先程のアタリ・ルアー、オリエン4gSHを再度チョイス。いきなりラインがピンと張ったのでアワセると大暴走開始!絶対逃すものかと慎重かつ大胆に巻いていたらフッと軽くなり竿のしなりがなくなった、かと思ったら再び暴走開始。???何だ今のは?バラしたかと思ったのに。戸惑いながらもジリジリ寄せてくると魚の姿が見えてきた。なかなか良型のレインボーだ。ネットを差し出しそうとした瞬間、アレ?魚が水中にいるのに俺のルアーが先に水面から顔を出した。
ネットに入れて良く見れば、魚が丸呑みしたルアーから伸びる糸が俺のラインに絡まっていて、そのまま釣ってしまった感じ。やはり先程一瞬軽くなったのは俺のルアーが口から外れたのだろう。しかしファイト中に己の口から伸びるラインが俺のラインに複雑に絡んでいた為にこのようなことになったのではないかと推察。写真では分かりにくいがこんな状態ね。
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実質上のバラシということでコイツは俺の獲物リストから除外。

ラインが痛んだのでスナップを結び直し、ついでにルアーもオリエン4g消オレンジに変えてキャスト。
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ブラウン連発で区切りの10匹目をフィッシュ・オン!じゃなくてネット・イン!所要時間はジャスト2時間。

…。アレ?気がつけばいつしか雨も止み、濁りはそのままに、釣り人もまばらで絶好のコンディションになっている。でも既に満たされてしまったしまった俺がいる。時刻は11時20分。流石に同行の友人(仮にA君)に帰ろうとは言い出せない時間だ。自分に課題を与えてモチベーションを高めよう!というわけで、「正方形の2号池の4辺全てで釣り上げる」と決め、まずは管理棟側へ移動。

水面が騒がしい島の手前を探ろうとオリエン4gの遠投で島スレスレへのキャストを繰り返す。同じポイントをネチネチ攻めていると、ラインが左へずれた!反射的に竿を振り下ろしたら上手い具合にダウン・フッキングが決まった。更に竿を立てて追いアワセを入れる。あらら?スレ掛かりか?ドラグが激しく鳴りまくる。釣り上げれば40センチにも満たないようなニジマスがしっかりルアーを咥えていたが、この体格に見合わない立派な尾鰭が…(伝わるかな?)
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同様に島周りを攻めて、続けざまにアルビノをキャッチ。(まただ…)
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続いて道路側へ移動。沖のほうで散発的なライズがある。島の手前まで遠投してゆっくり巻いているとラインのたるみがゆっくり伸びた。藻かな?と思いつつも殆ど反射的にアワセを入れるとヒット!今日はこの手の微妙なアタリが非常に多い上に向うアワセにはなかなか至らない。ライン変化を見てしっかりアワセないとフッキングしないのだ。その分“自分で掛けた”感じが非常に強いので釣り上げた時の喜びもひとしお。で、婚姻色が出始めたヒレピン・レインボー、こいつもサイズに見合わない強烈な引き。
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その後ブラウンを3匹釣り上げ、インレット側へ移動。
ふと見上げると上の1号池が無人になっているので寄り道。
すると!なんと誰かが食い散らかしたコンビニおにぎりの包装紙や袋などのゴミが散乱しているじゃないか!明らかに今さっき捨てられたであろう真新しいゴミ、釣り場でのマナー云々以前の問題にすっかり気が滅入り、2~3投しただけでさっさと2号池インレット付近へ移動。

濁りの影響で底は全く見えないものの、ここは流れがある為藻が少ないのは前回立証済み。
で、迷う事無くへのじファイターMDをチョイス。すぐにブラウンがヒット!
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これで4辺全てでのキャッチ達成!
更に続けざまにブラウンを釣り上げ、元居たストリーム側アウトレットへ戻った。
所要時間は約1時間半。達成感から完全に満足してお腹一杯になってしまったがまだ午後1時。根でも生えたかのように朝一から2号池ストリーム側アウトレットから微動だにしない友人(仮にA君)に目をやると黙々とキャストを繰り返し、釣り上げる度に笑みを押し殺して携帯で獲物を撮影している。明らかに楽しんでおり、流石に帰ろうとは言い出しにくい雰囲気だ。
俺自身、こんな時間に飽きるなんて珍しい。キャスティングも雑になっていて、テンプラ気味の軌道が多発。しかも左10m隣のアングラーが断続的に咥えタバコでキャスティング、それが気になって仕方が無い。俺自身はタバコを吸わないが最近の世間のヒステリックな嫌煙ブームにうんざりしているので、受動喫煙だとかそういう理由で文句を言うつもりはサラサラない。でもね、お前の落とす灰が、お前が足元に投げ捨てている吸殻が、ポンドを汚しているんだよ!食用に魚を持ち帰る人だっている。釣り場自体に喫煙ルールはないのかもしれないが、釣り場の環境に対しては充分な配慮が必要なのではないか?先程のゴミにしろ、咥えタバコにしろ、釣り場と魚に優しくない人間は釣りをする資格がないのでは?
でもイライラしてても釣れちゃうんだな、
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アルビノが!

続いて極小ブラウンを釣り上げたところで左から野郎が吐いた副流煙が流れてきて完全に糸が切れた。気分を変える為に池を変えようと未攻略の3号池へ移動。友人(仮にA君)もついて来た。暴力性とモラリズムという二律背反性を内包する友人(仮にA君)もやはり隣の咥えタバコが気になって仕方がなかったらしい。俺の適切な判断によって血の惨劇が避けられたってことか?

大物が多いキャッチ&リリース専用の3号池。やはり渋い。
イトウや大型ブラウンが多いとのことで、ミノーとシャッドを多用。トゥイッチで誘うと魚のチェイスが見られるが、食いが浅いのかフッキングしても全てバラシ。苦戦する俺を尻目に友人(仮にA君)はパターンを見つけたようで次々と大物を釣り上げている。
1時間以上沈黙が続き、流石に手詰まってきた。
まだ使ってない色を試そうと、オリエン4g消オリーブをチョイス。超デッドスローで巻いてみるとラインがピクピクっと変な動きをした。すぐさまロッドを立てるとフッキング!これが凄まじく引く!まったりとした時間が長かった分、アドレナリンが全開。濁っていて良くは見えないがここには大量の岩が沈めてあるはず、無用のファイトはラインブレイクを招く恐れがあるので腕を高く上げて魚が潜り込まないよう注意を払いつつ強引気味に巻いてネットイン!サイズはそこそこだが鼻曲がりで猛々しい表情のレインボー。君みたいな魚に会いたかったんだよ!
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スローに巻いて底を狙うのがいいのか?同じように攻めているとまたラインが張った!ゴツンという衝撃、竿が急角度に絞り込まれる。釣り上げてみれば思いの外小さかったが、元気なブラウンをキャッチ。
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よし、パターンを掴んだぞ!オリーブへの反応が薄くなってきたのでアピールを上げる為に同消ブラックにチェンジ。ゆっくりゆっくり巻いているとラインが…アワセを入れるとフッキング。しかし何の抵抗もなく寄せられる。
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鰯みたいなコマスだった。

この後、ある意味でミラクルが俺の身に。7~8投で同じような小さなニジマスを4匹追加、なんとコマスの5連荘だ!ここは王禅寺か?いや鹿島槍のしかも大物だらけの3号池。わかった、お前ら獲物じゃなくてベイト・フィッシュだな!
このまま続けたらコマスが延々と釣れ続けるような気がしてきて退散、時刻も4時だし最後に2号池で締め鱒釣って帰ろうと思い、再び2号池へ。

(文字数オーバーでこれ以上書き込めない為次の記事へ続く)