キャンディからコロンボ・・・スリランカ旅行記(8/17)

ゆっくりと朝食を摂った後にチェックアウト、エアコン付インターシティバスに乗り込んでいよいよコロンボへ。

キャンディからコロンボまでは100km強の距離だが、ところどころ道が混んでおり、2時間半以上を要した。

バスを下ろされた場所からホテルまではGoogleマップを見る限り1.5kmぐらい。
歩けない距離ではないが、荷物重いし、暑いし、声掛けてきたトゥクトゥクドライバーに地図を見せて値段を尋ねると、「800ルピー」と吹っ掛けてきた。
じゃあいいや、と相手にせずに歩き出すと、後ろから「sir!sir!」と悲痛な大声で呼び掛けてきたが、当然無視する。

そうだ、アプリで車呼んだ方が手っ取り早いやとスマホを弄っていると、別のドライバーがまた声を掛けてきた。
値段を尋ねると400ルピーとさっきの半額。
それでも相場の倍くらいだとは思うが、さっさとチェックインしたかったので了承して乗り込む。さっきのドライバーの半額だからね。

「明日1日チャーターしない?コロンボの名所を案内するよ」とドライバー。
「今夜日本に帰国するから無理」と私。

地図見せてストリートアドレスも伝えたにも関わらず、ドライバーは迷いまくって全然ホテルに着かない。
私がGoogleマップを見せて逆に道案内する程だ。

ホテルの前の道は一方通行、それを逆側からアプローチしたものだから、ホテルの200m程前で行き詰まった。
もういいやと500ルピー札で支払い。
私のせいではないけれど、散々走り回ったのでお釣りはチップにしようかと考えている時に、
「これじゃ全然足りない」と唐突にドライバーは言った。
「400ルピーと言っただろ?」と言うと、「4000だ!」とドライバー。
4000ルピーとは約2500円であり、噴飯もののボッタクリ具合だ。
「冗談じゃない」と荷物を持って降りようとすると、「せめてあと200ルピー払え」と大幅なディスカウントwww。
私は静かな声で「地獄に堕ちろ、クソッタレ」と告げ、無視して歩き始めた。
しかし恐らく彼も仏教徒、hellなんて概念は持ち合わせていないかもしれない。

目指したホテルは雑居ビルの3階(日本的定義では4階)の独房のような部屋。
コロンボの全てが私の気を滅入らせるようだった。

私は今晩、午前1:20初の飛行機で帰国する。
シャワーとトイレを確保する為に押さえただけで、ここに泊まる訳ではない。
しかしそれでも気は滅入るのだ。

街の喧騒と雑踏と交通量も鬱陶しく、私は観光は早々に諦めた。

偶然目についたレストラン&パブに入り、ビールとカレーをオーダーすると、「今日は土曜日だからカレーは無い」と店員。
「え?何だって?」と問う私に、
「カレーは月曜日から金曜日までしかない」と重ねて店員。
これもまた私を滅入らせる為にコロンボの街が仕組んだ巧妙な罠なのだろうか?

仕方なくフィッシュヌードルとビールをオーダー。
これがスリランカ最後の食事だというのに、なんとも締まらない。

スリランカ旅行では、コロンボはパスするのが正解だと思う。
強く強くそう思う。

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