キャンディ観光・・・スリランカ旅行記(8/16)

対応が事務的かつ情緒の欠片もないキャンディのそのホテルは、普通に考えたらむしろ良いレベルなのだが、アヌラーダプラの面白ホテル、ダンブッラのホスピリティ満点ホテルの後に泊まると、妙に味気ない。 

もしかしたら、それは前日のペラヘラ祭が関係しているのかもしれない。

英国式朝食(紅茶ではなく珈琲を頼んだので完璧とは言い難いが)を済ませたら、さぁ、キャンディの観光へと出掛けよう。

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仏歯寺を見ずしてスリランカは語れないのだそうだ。
果たして本当にそうなのだろうか?

この仏歯寺、その名の通り仏陀の歯が祀られており、1日に三度だけその歯が祀られた本堂の扉が開く「プージャ」と呼ばれる祈りの時間があるという。

当然その時間帯に合わせて行ったのだが、お詣りに来た多数のスリランカ人に揉みくちゃにされて進めない。
すると一人の細身長身スリランカおじさんがやって来て、着いてこいと言う。
素直に従うと、仏歯を祀った祠に並ぶ列から外れ、その祠の真っ正面に連れていかれた。
「ここからなら写真撮っても大丈夫だから!」と言うなり、自分はお祈りの列に戻っていった。
なんていい人なんだろう。いや、彼だけではない。至る町の至るところで、人々は気さくに話しかけてくれ、そして困っていると助けてくれる。

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遠いし、スマホのカメラのズームレンズ機能ではこれが限界。
タイ、ミャンマーラオスなどで多くの仏教寺院を見てきたが、こんなに多くの人が、こんなにも熱心に拝んでいる姿を見るのは初めてである。

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程なく扉は閉められた。

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本当はこんな形をしているそうだ。

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どうやら入るときに入口を間違えたようで、こんなに長い参道のようなものがあった。
ゲートではかなり厳重なボディチェックが行われていたけど、裏口から入った私は何らチェックを受けていないのであった。

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象さんからだを洗ってもらってます。
鼻がパタパタ動いていて、いかにも気持ち良さそうだ。

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その後ランチ休憩を挟んでブラブラ丘の上の大仏へ。
割りと新しいようで、古びた感じは皆無。

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拝啓、大仏の下より。

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トップ・オブ・ザ・大仏。

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大仏からの眺め。
キャンディの街が一望出来る。
こうしてみると、とても小さな街であることが分かる。

ペラヘラ祭のお陰で全く身動きが取れなかったけど、本来なら街中の観光は昨日半日で終わらせて、今日は郊外に脚を伸ばしたかったというのが本音だ。

いよいよ明日は最終日。