成都放浪記~楽山へ(5/4)

黄龍渓へバスで行き、ろう中へ高速鉄道で行ってみて強く感じたことは、バスより高速鉄道の方が100万倍快適だということである。

時間は正確、全席指定、洋式トイレもついてるし、価格も日本の基準と比べたら恐ろしく安い。だって成都から290キロ離れたろう中まで95元、1700円相当ですからね。

そんな訳で楽山へも高速鉄道を利用。
但し列車の本数は多くなく、夕方以降のチケットは完売で15時には楽山を発たねばならない慌ただしさ。
とは言え楽山はろう中までの半分強の距離なので、なんとかなるでしょう。

中国内の交通網が整備されたということは我々旅行者以上に中国人の利便性を高めたことに他ならず、最近の楽山大仏は入口から大仏の足元に降りるまで1時間半はゆうに掛かるという。

よって私は高鉄楽山駅からタクシーに乗り込むと、大仏と対岸の楽山港へ向かい、川から大仏を望む遊覧船に一番に乗ることにした。

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僅か30分の遊覧船が70元(1300円弱)。
成都から楽山までの高速鉄道が50元だったので割高感半端ないが、それも仕方なかろう。
地球の歩き方によると、船は満員にならないと出ないので、中国人観光客の多い10:00~12:00がオススメなんて書いてあるのに、9時には到着していた私は30分以上も並ぶ羽目となった。
つまり、高くても人は来るのである。

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左舷胴の間に釣座を構えて出船!

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岩に穿たれた穴に人混みが形成されているのが見える。ということは...

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キタ━(゚∀゚)━!
なんという大きさでしょう!
高さは実に71m。
多発する水害を鎮める為に、唐代の8世紀に建立、実に完成まで90年を要したという。
宗教・信仰の常軌を逸した熱量には畏れ入ること多々だが、この大仏はその中でも最上級にカテゴライズされそうだ。


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神々しいお顔のアップ。
あ、神ではなく仏か。

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俯瞰。
大仏の左右にも石像があるが、これもかなりの大きさである。

港に戻ったらタクシーを捕まえて対岸に渡る。
大仏を見上げる時間はないが、寺巡りをしよう。

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中国的な竹林。

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何故か大村昆は中国で崇拝の対象になっているようである。

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キタ━(゚∀゚)━!アゲイン。
横顔である。
でけー!

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螺髪。という名の大仏の頭髪。

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大仏側から港側を望む。

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どこだっけ?

駆け足で観光してバスで駅に戻り、高速鉄道成都に戻った。