哀愁

なんということだ。

免許の更新の為に試験場まで出向いたのだが、肝心の免許証を忘れて更新手続き出来ず。

私は最早釣りに行くときぐらいしか車の運転をしない為、免許証は普段使いの財布ではなく釣り用の財布に入れっぱなしなのだ。

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虚しく引き返す品川駅の哀愁。

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この日私は実家で夕食を摂ることにした。
釣りにも行けず、免許の更新すらも叶わなかったが、この日は私にとって年齢の十の位が変わる節目の日であった。

失うばかりで何も得ていないような気がしないでもない人生だが、何かを得なければ何かを失うことが原理的に出来ない訳で、要はプラスマイナス0なのだろう。
そういうものだろう。

半世紀も無事に生き、両親も辛うじて健在。
幸福と言えなくもない。

保護猫はすっかり家猫然として、やたらと懐くようになっていた。