2019年初釣り・・・1/14中山丸

三連休最終日は、ようやく2019年初釣り。
今シーズン手つかずのアオリイカとアマダイも考えたのだが、横浜沖の浅場でタチウオが釣れているといういまだかつて聞いたことのない状況が気になって、選択したのは川崎中山丸。

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釣りにおける初日の出。

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本牧コンテナ埠頭を過ぎ、馴染みのある八景の造船所が見えてきたところで船はスローダウンした。
「反応は一応今日もありますね」と若き船長。
ポイントとしては小柴沖とでも言えば良いのだろうか?
八景と本牧の間、完全に横浜市である。
そしてポイントの水深はなんと45m。
1月半ばといえば例年ならタチウオ最末期、下浦から金谷にかけての150mより深い場所を攻めている時期なのに、むしろ真逆に浅場に北上しちゃうとは、流石幽霊魚と言うべきか、はたまた自然は人知を越えているというか。

さて、肝心の釣り、浅場だから余裕だろうとの目論見は見事に外れて大苦戦した。
そう、自然とは人の手に負えないものなのである。

狭い海域に船が密集しているので周りが良く見えるのだが、餌釣りはポツポツ釣れているのに対して、ルアー船はどこも苦戦していた。
たまにある、「ルアーに対する反応が頗る悪い群れ」というヤツである。

巻き速度を遅くする、大きくスライドさせる、時折ポーズを入れる、スロージギングで誘ってみる、私の少ない引きだしを総動員してもタチウオは全く反応してくれない。
やがて訪れると信じた時合いもやってこない。

アタリの9割はフォールに集中した。
目の前を落下する物体にリアクションバイトしているのだろう。
逆に言えば逃げていくジグを追いかけるつもりはないのだろう。
そんな訳で途中からは早巻きしてフォールに集中、糸がふけたらサミングしてアワセという作戦に変更。
疲れる釣りである。

前回のように大型ばかりとはいかなかったけれど、それでも浅いとは言え夏タチより平均サイズが明らかに大きいことが唯一の救いだったかな?

食べるには及第点の釣果は、悪くない初釣りになったと納得すべきであろう。


【釣果】
6時45分出船、14時沖揚がり
タチウオ12本

【タックル】
ロッド:TENRYU OCEANIA OC581B-4
リール:SHIMANO スコーピオン1501XT
ライン:PE1号、リーダー:フロロ5号、先糸フロロ12号

【本日の総括】
正月はとっくに終わったけど、初釣りとはアングラーにとっての元日であり、気持ちとしては赤い魚を狙いたかったのだが、私の赤い魚を狙う際のメインとなる船がアオリイカ出船期間につき、半ば消去法的にタチウオになった。

しかし、太くて長い、我が生き様の理想系を思わせる魚が釣れて、縁起が良いと思わなくもなかった。

測ってないけど目測でメーター超えは6本。

実家と妹夫婦に差し入れをして(捌き&炙りサービス付き)私は小さめの3本(とは言え夏場なら良型)のみを持ち帰り。

タチウオさんには申し訳ないけど、肛門から頭までは脂のノリが強烈なので全廃棄した。
むしろ、冬タチは脂多過ぎて胸焼けするからと敬遠気味だった私は、このお蔭で好きになったのである。

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身質よく、炙りがことのほか旨い。

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尾寄りの細い部分は塩焼きで。
タチウオの塩焼きって本当に格別だ。

実家には振る舞った記憶あれど、妹家族がタチウオの炙りを食べるのは初めてだったそうで、あっという間に無くなったとメールが来た。
身近な魚なので忘れてしまいがちだけど、釣りをやらない人にはタチウオってそんなに馴染みのある魚ではないんだよな。