2018年納竿・・・12/24野毛屋

三連休最終日。
クリスマスイブ。
北風強めの予報につき、それでも釣りに行くのなら風裏となる相模湾でアマダイ狙いが賢い選択というような条件ではあったが、これが今年の竿納めとなるため、私は迷うことなく八景参詣を選択した。

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車でベイブリッジを通過した時にはほぼ無風だったので、もしかしたら朝のうちは凪の中で出来るかも知れないという淡い期待は甘かった。
出船直前から予報通りに、いや、予報以上に吹き始め、平潟湾を出ると結構な波風で、船はポイントまで徐行を余儀なくされた。

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うっかりミヨシを取ってしまった為に、遊園地のバイキング状態で身体が上下に激しく揺さぶられ、竿は安定せず、タイラバの肝心要であるタッチアンドゴーが上手く出来ない。
これはもう少しヘッドを重くした方がいいかなと考えている時に不意に本命がヒットした。
油断していた。
そしてバレた。
レーシングカーがスリップストリームにはいるが如く、巻いている途中にいきなりジグの重みが消えてそれからヒットするパターンがあり、まさにコレがそれだった。
軽くなったので反射的に巻き速度を上げてしまったのである。
これは悔やまれるなぁ。
このスリップストリーム型でヒットする真鯛は、経験的にそこそこ大きいサイズなのである。
そして朝イチの獲物をバラすと、その日の釣りは往々にして冴えないものに終わりがちというジンクスもある。

結果的に言えばそのジンクスは健在であった。

その後、私のタックルには外道を含めて一切のアタリが無かった。
やはり波風の影響でタッチアンドゴーが出来ていないのかもしれない。
もしくは魚達は私のルアーを一切無視することに決めたのかもしれない。

ラスト前の流しでキロ未満の真鯛が漸くヒット&キャッチ。
その後回収中のルアーにフッコがアタックしてきた他は何も起こらなかった。

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北の方角も南の方角も晴れていたのに、横須賀上空は西から東に雲の帯が掛かり、ほぼ終日曇り空であった。
私の心の象徴のような空だ。
今年の私の釣りを象徴するような空だ。

来年は良い年になるだろうか?

【釣果】
7時15分出船、15時30分沖揚がり
真鯛1枚(キロ未満)
外道:シーバス(フッコ)


【タックル】
ロッド:ZENITH零式 LIGHT G-TOP Lリール:DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン:PE0.8号、リーダー:フロロ4号


【本日の総括】

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帰宅すると、キロ未満の小さな真鯛は、何故だか2kg超えの良型に化けていた。
そういえば今日はクリスマスイブ、サンタクロースからのプレゼントだろうか?
というのは勿論冗談で、でも半分は本当で、横浜市に実在するサンタクロースから物々交換してもらったのである。
ある意味で、とても野毛屋らしい納竿釣行となったかもしれない。

捌いてみると、脂が乗っているのに身が締まっているという二律背反を具現化した最高の身質だった。
3日寝かせて会社の納会で振る舞うとしよう。
サンタさん、ありがとう!
そして同僚達には自分で釣ったかの如く振る舞う私の小さな嘘をお許し下さい!

今年野毛屋第二忠丸には12回乗船して9勝3敗、まぁ可もなく不可もなくといったところだろうか?
釣り上げた真鯛総数も20枚とこれまた可もなく不可もなく。いや、半数以上がキロ未満の小型だったので多少の消化不良感もある。
これが今年の釣り総括。
ドラマはまるでなかったな。

来年も釣りロマンを求めて(死語)通うつもり。
良い釣りが出来ますように。
しかし祈る神をもたない私は、一体誰に祈ったらいいのだろうか?