二日酔い・・・上々家 矢口店

年々忘年会の類いは私の人生から減りつつあるが、唯一にして恒例の忘年会で、私は珍しく三次会まで出席し、久し振りに始発まで飲み続けることとなった。

帰宅は午前6時半過ぎ。
崩れ落ちるように眠り、起きるともう昼過ぎであった。
何をする気もおきずゴロゴロ、雨が止んだのを見計らうように、昼食を摂る為に外に出た。

時刻は15時。
遠し営業の店しか選べない時間帯である。

私は少し考えた後、矢口の上々家を目指すことにした。

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二日酔いの特効薬は迎え酒に限るのだが、上々家のビールはスーパードライの小瓶という、銘柄もサイズも残念なもの。
こういう時には「ビールがあるだけマシじゃないか」と前向きに捉えることにする。

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ラーメン(麺固め)700円+のり100円+味玉100円。

最近やたらと増殖している似非家系とは異なる、六角家の流れを汲む正統的な家系である。

キリッとした豚骨醤油スープ。
太めで短く歯切れのよい麺。
くたくたのホウレン草。
オールドスタイルのチャーシュー。
大判ののり。
ハードボイルド寄りの味玉。

これもまた最近主流となりつつある淡麗系とはベクトルの異なる、昔の王道ラーメンだ。

私は家系信者でもフリークでもないけれど、この手のストロング・スタイルの家系ラーメンを食べると、ある種の正しさを感じずにはいられない。

ごちそうさまでした。