焼きあご塩らー麺たかはし(新宿)

仕事で新宿。

師走の夜の新宿は、いつも以上の混雑で、街の賑やかさと反比例するかのように、私の気持ちは鬱ぐのであった。

現場入りする前にサクッと晩飯を済ませてしまおうと、目についたラーメン店に入ってみる。
あれ?この場所冷静に考えたら、移転前のラーメン二郎歌舞伎町店があった場所じゃないか!
再開発で随分とコジャレたビルが建っていやがる。

店員を呼び止めて注文しようとすると、卓上のタブレット端末をタッチして注文せよとのこと。
気に入らないな。

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泡が40%を占める生ビール。
全くもって気に入らないな。

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そしてこちらが店名にその名を冠する看板メニュー、焼きあご塩らー麺。
塩を謳うのにスープが褐色なのは、数日前に食べた厳哲の鴨塩なんばと一緒だ。
褐色の塩スープ、何かのトレンドなのだろうか?

焼いて香ばしさが加わったあごだしスープはかなり旨い。しかし塩味がキツすぎる。
麺が縮れ太麺という淡麗系らしからぬチョイスなので、これぐらいのパンチが必要なのだろうか?

あまり良いバランスとは思えないな。

会計しようと席を立つと、
「セルフレジでお願いします」と女性店員。

卓上の伝票には大きくQRコードがプリントされており、それをセルフレジの読み取り機にかざして提示された金額を投入する。
気に入らない。全くもって気に入らない。むしろ何だか気分が悪い。

たかがラーメンじゃありませんか。

ごちそうさまを言う気にもならず、背中を丸めて店を出た。

たかがラーメン、されどラーメンの素晴らしさ。
本質と表層。