サマランチ納め・・・厳哲(早稲田)

「今年最後の厳哲詣でに行くんですけど、どうすか?」
弊社のビブグルマンの異名を取るサマーな後輩(仮名)からお誘いがあった。

つまりこれは、今年最後のサマランチの機会ということになるのか?
異論はない。
行きましょう。
ちなみに、くどいようだがサマーな後輩(仮名)にラーメンランチに誘われることを個人的にサマランチと呼んでいるのであり、IOCサマランチ元会長とは何の関係もない。

店着すると並びはないも丁度満席であった。
それ以上に予想外だったのは、年末特別メニュー仕様になっており、私の目当てのマルチョウそばが提供されていなかったことである。

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限定の鴨塩なんば、とてもお高いけどハズレはなかろう。
更に名古屋コーチンの卵を使った半熟の味玉、そして二人でシェアするいけない液体と三枚の食券を購入すると、締めて2220円という恐ろしい価格になったのであった。

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しかし、この上品な一杯、原価がとても高いことは疑いようがないのであった。
1本1000円の消臭スプレーを1万円で販売するようなどこぞの不動産仲介業者の腐った商魂はここにはない。

塩スープなのに薄い褐色。
出汁を効かせる程に薄味にの鉄則通り、すっきりとした美味しいスープ。

鴨肉、つくね、焼きネギ、キノコ、西洋わさびのトッピング。
全て旨い。
特につくねは予め味付けしてあり、うっとりするような旨さである。

淡麗系にありがちな細目のストレート麺は、個人的な好みからすると、柔らか過ぎる。
淡麗スープにストレート細麺を合わせるならこれぐらい柔らかい方が合うのだろうが、麺類はすべからくアルデンテというのは私の方向性であり生きざまでもあるのだ。

そんな訳で麺の硬さを除けば文句のつけようのない一杯だったけど、ランチに2000円もかけるなら(液体除くと1520円ですけど)、私はラーメン以外を選びたい。

通常運転になったら、マルチョウそばを食べに来よう。