更に鍋の話

基本的に鍋にはワインを合わせるので、鍋の王道ともいえるキムチ鍋はとんとご無沙汰なのだが、近所のスーパーで旨味とコク重視の甘口キムチ鍋のもとが売っていたので買ってみた。

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ピリ辛、というか仄かな辛味、これならワインと合わなくもない。

しかし豚バラ肉の薄切りって、なんて旨いのでしょう?
そして肉にはやっぱり赤ワイン、メルロー主体の安いボルドーだけど馬鹿舌の私にはこれで充分である。

本当にムスリムに産まれなくて良かった。豚肉とアルコールを愛する私は心の底からそう思う。

私は心の中で憎きカタールに、そして神にも預言者にも帰依していない私にもプリンシプルを強要してくる、かの国におけるその宗教の原理主義的側面に中指を立てながら、私の慎ましい夕食を楽しんだ。

私は基本的にアメリカ共和党の主義主張政策を支持しないが、そして時折ハリウッド映画に見られる隠された反イスラムキャンペーンとサブリミナル効果愛国心の植え付けを心の底から憎んでいるが、この一点においては彼等アメリカ保守層達と意見を同じくしているのかもしれない。
保守化はある意味で思考停止の別名だと見なしているが、原理主義も極右の最たる思考停止、こういう構造の対立は双方の独り言をぶつけ合うという不毛な応酬であり、対話は不可能なので半永久的に終わらないだろう。
いずれにせよ多様性を認めない世の中とか価値観とは常に距離を置きたいものであります。会社も一緒。

たかが鍋、されど鍋。