原点回帰・・・新雅(江戸川橋)

高度情報化社会の功罪を体現した存在としての新雅。

つまり、インターネットがまだ一部の人間の為のものであった頃にはちょっと美味しい町の中華料理店という存在だったのに、今では常に行列の絶えない路地裏に佇む名店、という位置付けに変わってしまった。お陰で遠方の人がこの味を知るに至った一方で、近所の人間は気軽に行けなくなってしまったのである。

ある日の昼過ぎ、ふと思い付いて行ってみる。
並びは僅かに3人と少な目、これ幸いと久々に行列に接続してみた。

丁度お客さんが数人続けて出て来て、ものの数分で入店。
ラッキー!

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新雅に於ける我が原点、ニラそば。
昔はこれしか食べない程に大好きなメニューだが、最近は五目そばかチャーハンばかり頼んでいたので相当にご無沙汰である。

ん?
こんなにスッキリとした味だったっけ?

美味しいのだけど、味が濃く、油がきつく、化調利きすぎのtoo much感も否めないジャンク加減が、鳴りを潜めているように感じる。
ブレか、気のせいか、味を変えたのか、よく分からないけど無茶苦茶旨い。

レンゲでスープを飲んでみる。
過剰なところはなく、いくらでも飲めそう。
最近は強すぎる塩分に辟易することが増えているので、このスッキリさは大変に好ましいな。

私の馬鹿舌では信用ならないので、弊社のビブグルマンを至急派遣して、調査してもらうことにしよう。そうしよう。