やきそばる(池袋)

所用で池袋東口。

ついでにランチも済まそうとうろうろしていると、「やきそばる」なる店を発見。

先日、コストパフォーマンスはイマイチながら、なかなか美味しい焼きそばに歌舞伎町で出会ったこともあり、モノは試しと入ってみた。

ん？
券売機を見ると、この店もまた全体的に高い。
私が知らなかっただけで、現代の焼きそばとは基本的に値が張るものなのだろうか？

とりあえず生ビール550円と、焼きそば(並)850円の食券を買って店内へ。

おいおい、こんなお冷やのグラスと大差ないようなビールが550円ってどういうことよ？300ccも入ってないだろう？

焼きそばは鉄板に乗ってやってきた。
太麺にベタベタのソース、歌舞伎町で出会った焼きそばとは随分と方向性が異なる。
一口食べてみると、特に感心するところはなく、むしろ懐かしい味。
そうか、これは子供の頃よく行った、ぼてぢゅう(有名な大阪発祥のお好み焼きチェーンですよ、as you know)の焼きそばそっくりじゃないか。
つまりは伝統的B級グルメだ。

半分食べたら生卵で味変。

よりジャンク度が高まった。

この内容でビール300円、焼きそば600円なら大満足とは言わずとも特に不満もないところ。
しかし、この量、この味、このクオリティで550円と850円というのは、そもそものセンスを疑いたくなるところだ。
つまり自己を相対化出来ていないとしか思えない。
特に、ビールを愛して止まない私はビールの値段には敏感だし、ましてやビールをぼったくりのツールとして使う店は許せないのである。

結果的に、先日高いと思った歌舞伎町のかぶきちの評価を相対的に高めただけといったところか？

不味くはないんだけどね。
値段に見合わないんだよね。
と、割り切れぬ思いで店を出た。

再訪は恐らくないだろう。