もーれつアジ太郎・・・9/24中山丸

連休最終日は中山丸でアジ釣り。
たまに裏切るアジだけど、このところの中山丸は安定度抜群、前週タチウオでも良い思いさせてもらっており(タチに噛まれた左手人差し指はまだ痛むけど)、最早釣れる気しかしない。

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時折小雨がパラつく曇天も、アジ釣りには好条件だ。

しかし、連日爆釣していた川崎シーバースも鶴見のシーバースもこの日は大型タンカーが接岸しており、入れなかった。

代わりに水深のやや深い扇島のシーバースに横付けして釣り開始。
親方船長の狙いはあくまでもストラクチャーに付いた良型のようだ。

「・・・。」

小移動を繰り返し、シーバース周りを丹念に攻める船長、しかし何処を攻めても船中型を見ず。
「久し振りに嫌な予感がしまーす」と明るくアナウンスして大黒方面へ移動。
しかし2ヶ所目の大黒大橋付近のポイントも、まさかのスカである。

あれあれあれ?
もしかしてこれは「たまに裏切るアジ」の‘たま’に当たってしまったのだろうか?

更に移動して本牧の岸壁近くのかけあがりで、魚探に小さな反応が出たとのことで、半信半疑なトーンの合図。
「反応狭いから出ても続かないかもしれないけど...」とのアナウンスの直後に私の竿に紛うかたないアジのアタリ到来!25cmぐらいの中羽が釣れた。

親方船長の予想は良い意味で外れ、その後船のあちらこちらで良型が取り込まれ始めた。
なんだ、サバが掛かっちまったよ、とぞんざいに巻いてたら海面に姿を現したのは巨大なアジ(なんと38cm!)、この他にも30cm前後のLTでは最大級の良型がバンバン釣れる。
入れ食い、というペースではないものの、キチンとタナを合わせ、しっかりとコマセを振るとアジが反応してくれる感じで、釣りとしては非常に面白い。
浅いしデカいしで引き味も抜群だ。

時折サバの群れが回ってくるとアジが蹴散らされ、サバが抜けるとまたアジが釣れ始める、という展開。
サバはあまり大きくないので全てリリースしていたのだが、船長も周りのお客さんも「脂がのってて旨いよ」と仕切りに薦めてくる。
全く信用していなかったのだが、物は試しと比較的型の良い2本をクーラーに仕舞った。

さて、入れ食いではない、と書いたけど、掛かれば良型ばかりの猛烈アジ釣り、半日アジにはいささかオーバースペックな25リットルクーラーのキャパが心配になってきた。
いや、一番心配なのは料理の手間とアジの嫁ぎ先の確保である。

私はペースを落として、あちらこちらにメールを送り、アジの押し売り営業を開始したのであった。

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【釣果】
6時45分出船、12時30分沖揚がり
アジ54尾
外道:カサゴ、サバ、サバフグ


【タックル】
ロッド:アルファ・タックル エアボーンスティック30T-200
リール:SHIMANO オシア・カルカッタ301HG
ライン:PE2号

【本日の総括】
「18cm以下の豆アジはカウントしませんからねー」と親方船長に言われたけど、この状況で小型をキープする気にもなれないので豆アジのみならず小さいのもリリース、結局持ち帰りは49尾であった。
数の上では驚くに値しないながらも、クーラーボックスの重量は私のアジ釣り史上で最高であったことは疑いようがない。

本牧の大型アジのアタリがピタリと止まったのは11時頃か?
このまま沖上がりを願ったのだが、親方船長はタンカーの去ったバースを狙い撃ち。

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こんな風にスパンカーのマストを畳んで漢(おとこ)のピンポイント攻撃である。
ここも23cm前後の中羽中心にまずまずの食い。

アットホームな雰囲気が魅力の船宿だけど、この情熱とホスピタリティこそこの宿の本質なのかもしれない。

サンマは目黒に限るそうだが、アジは川崎に限るね、まったく。