メメント・モリ釣行・・・8/26野毛屋

告別式の後の休日出勤を終え、上州屋経由で帰宅した土曜日。なんだかやりきれない。
やはり多少無理をしたとしても、明日は釣りに行こう。と、強く思った。

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旬真っ盛りのタチウオやアジ、カツオも非常に気になったのだが、大潮だったし生の実感も味わいたかったので、結局いつもの船でいつものように真鯛を狙うことにした。
日常における最も大事なものを、大事に味わいたいのだ。

しかし、誤算だったのは片舷13人ずつの26人乗船と、完全な難民船状態と化していたこと。
まぁそれでもトモ二番手という悪くない釣座を確保できたし、今日は本命の顔を見られれば御の字だ。

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まぁね。
更なる誤算は、本命が釣れなかったことなんだけどね。



【釣果】
7時10分出船、16時20分沖揚がり
外道:ホウボウ3尾、ソゲ、マゴチ、ツバクロエイ


【タックル】
ロッド:ZENITH零式 LIGHT G-TOP Lリール:DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン:PE0.8号、リーダー:フロロ4号

<キャスティング>
ロッド:Major Craft GIANT KILLING S73L/TR
リール:SHIMANO TWIN POWER MgC3000
ライン:PE0.8号、リーダー:フロロ3.5号


【本日の総括】
正体不明のアタリもあったけど、確実に真鯛と思われるものは一度きり。
どうやらこの日、私のルアーは真鯛に徹底的に嫌われたようだ。
朝イチから昼過ぎまで巷で話題の波動系タイラバを初めて試してみたのだがノーヒット。
キャスティングではツバクロエイという大物と格闘したのみでアタリ少なく、結局いつものラバージグに戻してからヒラメ、マゴチ、ホウボウ、そして本命のアタリがあったのみだ。

この日船中19枚、トップ3枚が3人、何故だか皆胴の間、しかもうち一人はタイラバ初挑戦というから驚きである。
そして前回威力を発揮しまくったキャスティングがこの日は全く振るわなかったのも不思議。
真鯛釣りには何故だか時々このような極端な偏りがある。

16時過ぎ(w)に夕マズメ一発勝負とキャプテンがチョイスした根周り40mダチで、漸く本命らしき強烈なバイト&ヒットが到来。
キャプテン自らタモを持って駆けつけてくれ、私も2kgクラスの本命と確信していたのだが、残り10mから引きがおかしくなった。
ヤバい、魚違うかも、と声に出したらその直後に上がってきたのは巨大ホウボウ。
家で計測すると52cm、1.1kgもあった。
大きなホウボウの引きはその羽の威力か、同サイズの真鯛以上に強烈に引くのだと初めて知ったのが唯一の収穫か?

アジ船に乗っていた顔見知りアングラーからお裾分けを貰い、本命ボウズながら食卓は豊かであった。

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やはり好きなことは現実逃避の為の手段として存在するのではなく、生の実感を堪能するためにある。
生の実感とは死と対であり、すなわちそれこそがメメント・モリなのだ。

生きている、生きていこう、残された気持ち握り、潰す~「ocean」bloodthirsty buchers

真鯛の季節はこれからが本番だ。