11th anniversary

前しか見えない目玉をつけて((C)THE BLUE HEARTS)いるが故に、今年もまたうっかりと見過ごしてしまったが、2週間程前に拙ブログが開設11年を迎えていた。
全く気にも留めていなかった。

管釣り釣行の記録として始めたブログはその後沖釣り主体へ、最近ではラーメンの記録と旅行記と、もやもやした思考の整理が主体の、最早訳が分からないブログと化してしまった。

純粋な日記、すなわちウェブログとしてのブログは最早オワコンとなっていることに疑いようがないが、時代に逆行するかのように無意味な日記を書く徒労。
もういつ止めてもいいような、しかし習慣化して止められないような、微妙な心持ちだ。
しかも、ブログのネタを求めてついついラーメンを食べ過ぎてしまう負の側面も否定出来ず、ここ数年で急増加した体重を恨めしく思っている私にはもしかしたら厄災をもたらす存在悪なのかもしれない。

しかし、様々な局面において本質を抽出せねばならない時、感情を言語化する訓練が役に立つこともある。
また、記憶というものが風化する宿命を、特に記憶力の悪い私の記憶は蝉の成虫並みに短命な宿命を背負っているので、言語化しておくことでその時の感情やら思いやらを後に鮮明にリマインドさせることも出来る。
つまり、あらゆる意味合いにおいて、備忘録としては非常に秀逸なツールなのである。
まぁ、忘れた方が身のためという種類の記憶も少なくないが、それはそれとして。

なによりも、数少ないながらもこんな駄文を読んで下さる方々がいらっしゃるということが、驚きであり、ありがたくもある。
ありがとうございます。

どうせ誰も読まないだろうけど、読もうと思えば誰もが読める環境に自らの文章を晒すという行為は、考えてみればそれなりに特殊なことなのだと思う。
そして其の特殊さとは、やはり自分にとって意味のあるものなのだろう。

終わるまで物語りは続く。

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*写真はこの一年間で最も心に残った旅、ジョージアの風景。