再び二兎を追う・・・8/4羽田かみや

暑い。

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出船前からうだるような暑さ、カップ麺を食べていたら汗が止まらなくなり半分以上捨てた。

船宿のHPで数日前からこの種目の船長がT船長からT船長に交代した(分かりにくいw)とあったので、船が不具合で入院でもしたのかと思っていたのだが、案内されるはいつもの第十二海宝丸。
入院したのは船ではなく、人間の方だったのだろうか?
もしくはとんでもないことをしでかして、行動の自由を著しく制限されるような施設に勾留でもされてしまったのだろうか?

独り謎を深めていたところになんと件のT船長が現れた。
訊けば当面屋形船専門に担当するとのことであった。
働き方改革は船宿にも及んでいるのか。

とりあえず病気を患った訳でも逮捕された訳でもなかったようで一安心!

さて、前置きが長くなったが、これには訳がある。
つまり、本番の釣りに書くことが何も無いのである。

猛暑の中朦朧となりながら耄碌した頭をフル回転させて魚に挑み続けたのだが、私はついぞ報われることはなかった。

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【釣果】
7時出船、14時40分沖揚がり
アジ 12尾
タチウオ 3本
外道:イトヒキハゼ


【タックル】
<タチウオ>
ロッド:TENRYU OCEANIA OC581B-4
リール:SHIMANO スコーピオン1501XT
ライン:PE1号、リーダー:フロロ5号、先糸フロロ12号

<アジ>
ロッド:アルファ・タックル エアボーンスティック30T-200
リール:SHIMANO オシア・カルカッタ301HG
ライン:PE2号


【本日の総括】
8月。
人々は相模湾にカツオとマグロを釣りに行って、東京湾はガラガラだろうとの思惑は外れて満船御礼。
アジもタチウオも旬だしね。

前半は小柴方面にてアジ釣り。
結構な船が集まっていたのでアジも纏まっているのかと思いきや、激シブ。
小移動を繰り返し、3ヶ所目でようやくご対面という冷や冷やものであった。
25cm以上のLTではかなりの良型が6尾混じったのがせめてもの救いか。
後半は猿島に移動してタチウオ釣り。
ルアーへの反応が悪く、3本連続でバラシ、指示タナに幅がなく、餌の方が有利な状況だったのかもしれないが、後々冷静に考えてみればスロージグも用意していたので試してみるべきであった。

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タチは勿論炙ります。

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ついでに塩焼きます。

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良型は寝かせることにして、アジは刺身で頂きます。

くるしさは、忍従の夜。あきらめの朝。この世とは、あきらめの努めか。わびしさの堪えか。わかさ、かくて、日に虫食われゆき、仕合せも、陋巷の内に、見つけし、となむ。

大宰の言葉を噛み締めつつ、釣った魚を噛み締める。
自己憐憫は大宰の得意業だが、陋巷に見つける仕合わせこそが本物だと思わなくもない最近の私である。

アジもタチウオも猛烈に旨いのだ。

8月の夜。

【追記】

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一晩寝かせたアジの刺身は昇天ものの旨さだった。
甘味と旨味は勿論、まるで高級モルトウイスキーのようなフィニッシュの長さたるや!