大人の遠足・・・丸健水産(赤羽)

東十条から一駅で赤羽。
東京都大田区を愛して止まない私だが、北区は本当に素晴らしいと思います。
私の愛する23区ランキング不動の第二位だ。

お母さんが焼場に出なくなって以来なんとなく足が遠退いていた米山を覗く。
情報通り大将のワンオペ、卓上にはジンギスカン鍋が置かれていて、串焼ではなくセルフ焼スタイルのもつ焼であった。

一抹の寂しさもあり、元気な大将の姿に懐かしさもあり、しかし店は変わらぬ繁盛具合で安心もし、「ちょっと遅かったなぁ!」と私をみとめた大将から入店を断られてしまったけど、近々再訪したいなと思った。

赤羽は色々と名店が揃っているのが強み、うなぎとホロホロ鳥の川栄に行ってみましょう。
しかし残念ながらシャッターが降りている。
うーむ、それでは暑い中だけど、おでんでも食いますか!?
と、丸健水産へ。

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恐ろしや、丸健水産。
猛暑日の夕方に大行列ですよ。

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おでんとワンカップ

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締めにだし割。

最高である。

私はしばし、クリエイティヴィティについて考える。
考えざるを得ない。
何故ならば、クリエイティヴィティの有無こそが、私の人生のメインテーマだからだ。
似非漁師である私以上に日焼けし、身体が以前より引き締まった酒朋と、創造的な酒場で語り合い、旨い料理を酒肴に旨い酒を飲む。
果たして私は創造的であるか?
我々の職場は創造的であるか?

こんな単純なテーマですら、職場で共有することはむずかしいのである。
言語という抽象の限界か、はたまた創造力と想像力の限界か。
私のひとつの諦念的な結論だが、危機を感じるためにも能力が必要なのである。

しかし答えはここにあるじゃないか。

おでんの出汁で割ったカップ酒に、私は感じるものがあった。

創造とはイノベーションのような大掛かりなもののみならず、ほんの少しの工夫とアイデアがもたらせるものだ。
つまりは姿勢の問題だ。

良い飲みだった。
良い酒だった。