二兎を追う・・・7/8羽田かみや

最近は月イチペースが関の山、といった感じの我が釣りライフである。
釣りに行けないことをストレスとも思わなくなりつつあり、これは宜しくないのでは?

まずは私が船釣りにのめり込みきっかけとなった原点回帰、美味しい魚をとにかく確保する為の釣りに行こう。
私はやったことのない、しかし間違いなく今が旬のイサキ釣りにチャレンジしようかと先週あたりから目論んでいたのだが、この日から地元羽田のかみやがタチウオアジリレー船という美味しい二兎を追う理想的な乗り合いをスタートさせるという情報を得たので、急遽こちらに変更。

アジもタチウオも食べたい魚最上位にくると言っても過言ではないターゲットである上に、釣り種目としても慣れているので何も考える必要がない。

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西日本は大変な被害となってしまった今回の大雨、しかし東京の空は不穏な雲も多少は見えるも穏やかな夏晴れである。

こんな時に釣りなんてしている場合か、という気持ちも無いではないが、こんな時だからこそ日常を止めてはいけないのだ。

タチウオ船団は猿島~走水間と、観音崎の2ヶ所に形成されていた。
私の乗っていた船は走水寄りをセレクト。

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反応は時折15mぐらい持ち上がることもあるけど基本底ベッタリとのアナウンス、その理由はなんとなく推測できた。

中層にアカクラゲが群れをなしており、ジグに度々絡み付く。
アカクラゲが気持ち悪いのは人間のみならず魚も同じようで、バーチカルに誘うタイラバもアカクラゲが中層にいるポイントでは成立せず(テンヤだと釣れる)、これはジギング苦戦パターンの典型だろうと思われた。
少しスローに巻いたり、途中でポーズ入れたり、フォールを多用したりと少ない引出しの中を総動員してあの手この手。

しかし結果は僅かに5本。
ラストに今日イチの型物を海面でポチャンと落とすおまけ付きだ。
サイズは60cmから80cmといったところで、数も型も悲しい結果に終わった。

切り替えて後半はアジ。

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おっと、このポイントは春先に東京湾アジ釣りファンを狂喜の渦に巻き込んだベイブリッジアジの生息地ではないか!
春でさえあの旨さ、盛夏となり今が旬真っ盛りの東京湾金アジは、いったいどれだけ旨いのだろうか?
そうだ、今日の私はあくまでアジを狙いに来たのだ。
タチウオなんて外道だ!おまけだ!
しかし...。


【釣果】
7時出船、15時沖揚がり
タチウオ 5本
アジ 10尾
外道:カサゴ、シコイワシ


【タックル】
<タチウオ>
ロッド:TENRYU OCEANIA OC581B-4
リール:SHIMANO スコーピオン1501XT
ライン:PE1号、リーダー:フロロ5号、先糸フロロ12号

<アジ>
ロッド:アルファ・タックル エアボーンスティック30T-200
リール:SHIMANO オシア・カルカッタ301HG
ライン:PE2号


【本日の総括】
タチウオ以上にアジが渋く、ツ抜けがやっとという悲惨な結果に終わったのだった。

いや、考え直そう。
美味しい二兎をなんとか確保できた。

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シルバーボディのタチウオに乗せると、アジがいかに金色をしているかがわかる。
型は20cmそこそこだが、体高がある上にコロコロ太っていて(中乗りエストシ君(仮名)にも久しく会ってないな)、見るからに旨そうだ。

タチウオ釣ったら炙らないとね。

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before

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after

ヤバい、久し振りに食べると本当に旨い。
タチウオは大きい方が旨いというが、私には脂がトゥーマッチなので食べるには中くらいのがちょうど良い。

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やっべー、塩焼きも旨すぎ!
白ワインに切り替えた後だけど、ビール2本目開けちゃいます!

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そして圧巻はやはりベイブリッジアジだ。
筆舌に尽くしがたいとは正にこのこと。
数が少なかったので手抜きせず、ゼイゴ落として鱗取って頭落として内臓出して三枚に下ろして腹骨鋤いて中骨落として5枚下ろし、と丁寧に捌く。
気温が高かったので釣ったそばからクーラーの氷水に落として活け絞めにしたのも良かったのだろうか?
いつも美味しい東京湾のアジだけど、これは格別だ。

悔しさはリベンジで晴らすしかなく、これほどまでに美味しい魚はまた明日にでも食べたい。

という訳で早期の再戦は必至だ。