夏期休暇2018~ムツヘタ(6/25)

滞在二日目はトビリシから20km離れた世界遺産都市のムツヘタへ。
ここは新大関栃ノ心の出身地として相撲ファンには知られた街でもある。

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出発前にホテルで朝食を用意してもらう。
ブッキングドットコムは大嘘つきで宿泊費は朝食代込みではなく前夜までに予約する別払い。
15ラリで用意してもらったのは私一人の為のビュッフェスタイルだった。
皿に盛り付けてくれた方がお互いに手っ取り早くない?

さて、フロントでムツヘタへの行き方を問うとUS50ドルでタクシーを呼んでくれるというので勿論断りネット検索。

地下鉄でdidube駅まで、駅前のバスターミナルからムツヘタ行きのマルシュルートカ(ミニバス)に乗る。
ところが無数のマルシュやらタクシーやらが停まるターミナル、しつこいタクシードライバーを交わし、色んな人に聞きまくって目当てのマルシュを見つけるまで一苦労。
私が乗り込んだ直後に満席になり(むしろお姉さん1人立ち)出発。
マルシュはムツヘタ行きではなく、ムツヘタ経由で何処かへ行く便、何人かが降り始めたところでGoogleマップを確認すると正にムツヘタと書かれていたので私も慌てて降りる。

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しばらく歩いて到着したのは世界遺産、スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂。
一説によるとキリストの衣服が埋葬されているとも言われる聖なる教会である。

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外観もそうだが、内観は荘厳の一言。
熱心に祈る人々を尻目にバシャバシャ写真を撮る観光客を見ていると、なんとなくここで写真を撮ることが不適切に思われて以下自粛。
壁画、レリーフ、全てが重厚で、雰囲気を存分に味わってからここを後にした。

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次いで訪れたのはサムタブロ修道院
ここは撮影禁止の札があったので外観のみ。
ところで全身黒づくめで目だけ出したムスリム女性がやたらと多いなと思っていた無知な私だが、このスタイルはグルジア正教の女性信者(もしくは修道女)の正装のようであった。
一般客も女性は入口でスカーフを受け取り髪を隠さねばならず、この習慣は特にムスリムに限った事ではないようだった。
そう言えば日本でも修道院のシスターは髪を隠していますね。

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ハチャプリというモッツァレラチーズたっぷりの焼きパンとビールで昼食を済ませ、タクシーを15ラリ(750円弱)でチャーターして山頂のジュヴァリ修道院のへ。

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ジュヴァリとはジョージア語で十字架を意味し、伝説では4世紀にカッパドキアから布教にきた修道女がこの地に木の十字架を建てたことが起源なのだとか。

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木の十字架。
荘厳な雰囲気。

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丘の上だけに眺めも最高。
天気にも恵まれました。

下界へ降りて余りの暑さに参りビール休憩。
ちなみにランチを入れるとムツヘタ滞在中に三度もビール休憩をとった駄目な私である。
そして日本人がムツヘタに来たならば、熱烈に歓迎されて街の人々と栃ノ心トークで盛り上がるに違いないと思ったのだが、誰も相撲の話しなどしないのは大いなる肩透かしであった。

帰りのマルシュルートカは超満員で私は立ち、時速100kmぐらいでぶっ飛ばすミニバスに立って乗るなんて日本で許されようはずもなく、これも貴重な体験と言えなくもない。のかもしれない。

(一つの記事に貼れる画像のサイズが限界に達したので次の投稿に続く)