薬を貰い、毒を喰らう。・・・つけ麺大王蒲田店

持病の薬を貰うために月に一度の病院通い。

「調子はどうですか?」
といつものユルい雰囲気で問うゆるキャラドクター。
「最悪です。」
と返す私に爆笑して、
「どういう具合に最悪なんですか?」
と問う真面目なゆるキャラドクター。
私の世の中に対する怒りをぶつけるわけにもいかず、疲れていること、睡眠不足気味であることを伝える。
どうせ高いんだろうな。
諦め気味に測った血圧は、何故だか久し振りにまるっきりの標準値であった。
実は私は疲れてもいなければストレスも溜まっていないのかもしれない。

さて、折角遅めの出勤を申告しているので荒木屋にでも寄ろうかと思ったけど、午後イチに密室での重たい打ち合わせがあることを思い出し激しいニンニクはそぐわないと自粛、チャーハンが美味しいと評判のつけ麺大王に行ってみることにした。

ん?
なんとも魅惑的なメニューを見つけてしまった私である。

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チャーハンセット(チャーハン+餃子三個+黄金色に輝く泡立つ炭酸飲料)1000円ポッキリ。

さて、期待したチャーハンだが全然美味しくない。
チャーハンには特に拘りがない私だが、それでも神楽坂龍朋、江戸川橋新雅などの美味しいチャーハンに親しんでいることもあり、何でも美味しく感じるという訳ではないのである。

一方で何も期待していなかった餃子は薄皮でパリッと焼いてある悪くない代物であった。
蒲田と言えばニーハオ、歓迎、金春の羽根つき餃子御三家があまりにも有名だが、薄皮パリパリを好む私の中の方向性とは真逆のモッチリ食感に馴染めぬ私には此方の方が好ましい。
しかしニンニクが強めで、折角荒木屋を避けた意味がなくなってしまった感もあり。

ごちそうさまでした。
店を出ると、雨脚は強くなっていた。
なんだか会社には行かずにどこか遠くへ逃げ出したい気分だ。
もしくは上野動物園に行ってシャンシャンに癒されたい。

しかし本質的に良い子の私は、土砂降りの痛みの中をボロ傘さして会社に向かったのであった。