厳しさと哲学と優しさと・・・厳哲(早稲田)

昼飯に出掛けようとしたところでサマーな後輩(仮名)と鉢合わせ、一緒にラーメンを食いに行くことにした。

目指したのは早稲田の厳哲。
淡麗系の鮪塩(しびしお)ラーメンがサマーな後輩(仮名)のお気に入りの店なのだが、彼は先日隣の客が食べていた「山」という名の汁無しが気になって仕方ないらしい。
私も未食のマルチョウラーメンが気になっていたところだったので、この選択はこれ幸いと言ったところである。

...。

夏メニューに切り替わっていた同店、サマーな後輩(仮名)の目当ての「山」も、私の目当てのマルチョウラーメンもメニューから消えていたのである。
万物流転、諸行無常
気になるメニューは直ちにトライすることが吉なのだ。

代わりに夏季限定「盛り」(冷やしつけ麺)なる新メニューが用意されていた。
サマーな後輩(仮名)は麺200g、前夜からトラブル処理でほぼ寝ていない上に朝飯も食べ損ねていた私は100円増して気合いの400gを。

そしてサマーな後輩(仮名)は密かに瓶ビールを購入、グラスを二つ貰って私とシェアしてくれた。
私が半額払おうとしても決して受け取らないサマーな後輩(仮名)である。
有り難く優しさを受け取る。

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つけ汁も冷たい「盛り」。
硬めコール禁止の麺は、冷水でキチンと締めているとは言え、やはり私の好みよりは幾分と柔らかいのである。
加水率はそこそこ高いようだが、しっかりと締め、更につけ汁も冷やしてあるのでベタつく感じもなく喉越しは悪くない。
うん、なかなか旨いじゃないですか。

400gの麺量はそこそこあるが、冷水で締めた麺を冷たいつけ汁に浸して食べるスタイルは躊躇わず止まることなく箸を進められるので、あっという間に完食した。
味にも量にも満足だ。

トラブルはとりあえずひとつの大きな山を越えた。それを見届けてから食事に出掛けたわけだが、私はホッとする以上に、激しい怒りを感じていた。
勿論トラブルは歓迎すべき事ではないが、トラブルに見舞われた時に人の本性・本質が見えることもある。
私はこのブロジェクトの諸悪の根元、つまりは病巣をハッキリと見極めてしまったのである。
つまりこの怒りは、トラブルがもたらせたプラスの側面と捉えることが出来るのだ。

残念ながら、問題と対峙する本番はこれからのようだ。