しゃれおつ系・・・茂司(表参道)

代書屋稼業の有能とは言いがたい先生と青山で打合せ。
本来私が、いや、私の会社が行う仕事ではないはずだが、最早選り好みなど出来ぬ程にわが社と私はある意味追い詰められているとも言える。
あらゆる先入観は最早害悪と見なすべきであろう。

打合せが終わったのは14時過ぎ。
虚しい作業を虚しく感じなくなってしまったら、それは大事な部分が麻痺しているということなので、私のこの持て余している虚しさは、天からの贈り物であると考えよう。

そして虚しさを物理的に埋める為に、昼食も必要である。

青山。
蒲田っ子の私には、無縁過ぎるにも程があるオシャレな土地である。

そう言えば先日、イースタンユース吉野寿が自身の日記「天沼メガネ節」にこう書いていた。

常にカッコつけてるヤツは、
例外なく、常にカッコ悪い。

その通りだ。
私は俯き加減に歩く。
カッコつけてるカッコ悪いヤツらを視界に入れないために。

カッコつけてるavexの新社屋を左に曲がると、私が食べログでみつけたラーメン屋があるはずなのだが、見当たらない。
何度も往復する。

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こんなカッコつけた店構え、蒲田育ちにはラーメン店と認識できなかったのである。

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しかしながら、御託の並んだラーメンは、なかなか美味しかった。
私が個人的に食傷気味な魚介と動物系の濃厚ダブルスープだが、この系統の中では久々のヒットかもしれない。って、所詮は内野安打といったところだけどね。

表参道駅から地下鉄に乗り、豚小屋へ帰る。
豚小屋をクリエイティブな場所に変えるためには、意思の力が必要だ。

果たして今の私にその力はあるのだろうか。