ベトナム放浪記~Waterfall, Waterfall, Hill(5/1)

そうだ、
滝を見に、
行こう。

サパから15km離れた峠の途中に、2つの大きな滝があるという。

宿の奥さんに相談すると、バイクタクシーでのツアーをアレンジしてくれるというが、私はバイクタクシーには乗りたくないので車をチャーターしたいとお願いした。何故か笑われたが、車のチャーターはUS25ドルもするという。
往復30kmで25ドルはいくらなんでも高いだろうと思ったが、小さなサパの町にはタクシーの数は少なくバイクタクシーの天下、需給関係による価格なのかもしれない。
それよりも何よりも、この宿のご主人と奧さんのホスピタリティの高さには甚だ参っており(勿論良い意味で)、もう全てを預けちゃうんだから!という感じである。

まずはtram tonという標高2000mのview pointへ。

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「...。」
曇っていて何も見えません。

暫く待てば少しは雲が晴れるかもしれないと粘る。

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「...。」
余計に曇ってきた。
退散だ。

次いで第一の滝、Love Waterfallへ。
入口で70000ドン(約350円)払い、そこから山道を歩くこと約30分。

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えっ?こんなに小さいの?
と一瞬焦るも、歩道は続く。

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これは素晴らしいではありませんか!

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間近で撮影。何だかマイナスイオンが可視化されて写ってしまったようだ。

暫くマイナスイオンのシャワーを浴びる。生産性の欠片も無い糞みたいな作業に忙殺され殺伐としていた私の心が浄化されていくのを感じる。
やはり日本を離れて良かった。
毎夜会社のメールを確認すると、なにがしかの用件が入っている。
しかし、私は日本にいなけりやPCも持っておらず、殆どの案件に対応しようがないのである。ざまあみろ!後々自分が困ることになってもその時はその時だ。

閑話休題

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こちらはSilver Waterfall。
駐車場から少し歩けば滝に到達する。
これもなかなか見事な滝である。
浄化されまくって、最早私の中には邪気はない感じだ。

車に乗り込みサパの町に戻ったのは12:30。僅か2時間半のツアーで25ドル、しかも滝の入場料は含まれていない。
やはり割り切れない気持ちも残るが、滝を見たことはプライスレスなのでよしとしよう。

昼食を挟んで午後はハムロン丘へ。
これが急な階段を延々と登る辛い道程で、連日の激しい運動に私の身体と心肺機能が悲鳴を上げている。
花粉症を理由に2ヶ月以上ジョギングをサボっていることが凶と出た。

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サパの町を一望出来る小高い、いや、もう少し高い丘。
ハノイビールでサパの町に乾杯!

丘の上でビールを飲みながらしばし読書の続き。火照って汗だくの身体に丘の風が心地好く、ビールも五臓六腑に染み渡る。

ホテルに戻ってシャワーを浴び、その後町を散策してから夕食、疲れた身体を癒すべくマッサージ店に立ち寄り、岡村孝子的に幸薄そうなオーラを放つお姉さんに丁寧な施術をしてもらい、ビールを買ってホテルに戻った。

明日はいよいよベトナム最高峰のFANSIPANを目指す。
町を覆っていた雲は夕方から晴れてきた。
良い天気になりそうだ。