大師参詣・・・ラーメンショップ大師店

土曜日。
またしても、またしても休日出勤である。

技術革新により完全に構造不況業種と化している我が社、今の部署にいる限り今後も休日出勤は増えこそすれ減ることは無いだろう、と思われる。
休日出勤に手当てはなく、代わりに振休が与えられるが、どうせ消化しきれないという仕組みにも虚しさを覚えるところだ。
今年もノッコミの真鯛を私が手にすることはなさそうである。

さて、せめて休日らしい楽しみも欲しい。
私は前週不定休の罠にはまって肩透かしを食らった川崎大師参詣を試みる。

イメージ 1

開いてて良かった!
な、中ネギチャーシュー、麺硬め。

パツパツの細麺、マイルドな豚骨醤油スープ、最高に旨いネギとチャーシュー、何処か骨壺を想起させる幅広の不吉な丼、これこれ、求めていたものはこれである。

この日夏日となった関東地方の昼下がり、ぬるめのスープもこれでいいのだ。

くるしさは、忍従の夜。あきらめの朝。この世とは、あきらめの努めか。わびしさの堪えか。わかさ、かくて、日に虫食われゆき、仕合せも、陋巷の内に、見つけし、となむ。

太宰の言葉が沁みる。
私には虫に喰われるような若さはないが、精神の若さは普遍であり不変なのだ。