夜食・・・力丸(鵜の木)

その日の休日出勤は幕張にて終了。
晩飯を食う暇さえなく腹は減っているが時刻は既に23時。とりあえず帰ることが先決だ。

心底嫌いな京葉線に乗らねばならぬのかとうんざりしていたところ、取引先の方が車で来ており、更に方面が同じなので送ってくれるという。
ありがたい!

私の自宅近くに差し掛かった頃、先方がこの辺に旨いラーメン屋はないかと訊いてきて、是非にと案内したのが博多ラーメンの力丸である。
お腹が空いていた私にとっても渡りに船。

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ラーメン、ハリガネ。
ドライバーに敬意を払い、ビールを自粛した私である。エライ。

旨い。
五臓六腑に染み渡る。

2011年3月11日、大地震による交通麻痺で会社から20数キロの道程を歩いて帰った時、奇跡的に営業していたこの店の灯りと温かいラーメンに救われた気持ちになって以来、私にとっては真のソウルフードという位置付けなのである。

替え玉は唐辛子を練り込んだ赤玉で。
深夜に替え玉は少々重たいが、博多ラーメンは替え玉を当然するもの、つまりはこれもソウルフードに対するある種の敬意の表れだ。

ごちそうさまでした。

帰宅後に漸くビール、そして気分をさっぱりさせたいとソーヴィニヨンブランの白ワインを1本空け、漸く長い一日を終えた。
正直クタクタである。