浜貞(神田)

会社の後輩たちと食事会を企画。
これはある部下の祝宴という位置付けにつき、彼女の好きな活魚、特に活烏賊を提供してくれる店を探しまくって漸く見つけたのがここ、神田の浜貞である。

ところが!
我々の一組前に入店した客のオーダーにて烏賊は売り切れ終了となった。
ごめん。
でも俺のせいじゃない。

返す刀でイシダイの活き造りをオーダー。
磯の王者イシダイの活き造りですよ?
私は外道でサンバソウ(イシダイの稚魚)を釣ったことあれど、イシダイは釣ったことも無ければ刺身で食べたこともないのであります。

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大将が生け簀から網でイシダイを掬っている。
流石は磯の王者、ビチビチ暴れまくって大騒ぎ、イシダイの尾びれでしたたかに打ち付けられた1尾のアジは、どうやら絶命してしまったようである。

そこから小さめの出刃包丁一本で大将が上記のお造りを完成させるまで、ものの数分である。
凄い。アングラーの私は純粋に憧れてしまうなぁ。

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エラと口が動いている。
時折尾びれも激しく動く。
大将の技術に改めて痺れる。

活きた魚を捌いているのに中骨には身が身が残っておらず、そして捌かれた後に魚が激しく動いている様は、手際良く捌いた証だ。

磯の王者は刺身も磯臭くあったけれど、硬く締まった身はなかなか旨かった。
アラは追って味噌汁になって提供され、うーん、わかってるなぁ。

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こちらはドジョウの唐揚げ。
まるで、のれそれのような小さなドジョウ、こちらは臭みもなく歯応えも良く最高。

他にも穴子やら塩辛やらを肴に日本酒をくいくい空けて、一人5000円という価格は素晴らしいのではないか?

無理して頑張る必要ない。
しかし我々は頑張らなくてはならない。

そんな確認をしてお開き。