ビブグルマン・・・とんこつ らい斗(千鳥町)

ビブグルマン調査員の情報収集能力とは侮り難く、東京の西の果てに済むサマーな後輩(仮名)は、地元に住む私でさえ知らないような新店の情報を掴んでいたりする。

昨年私の地元にある「良さげな店」と弊社のミスター・ビブグルマンから教わったとんこつラーメン店、らい斗。
あまり興味が湧かなかったのでそのまま忘却の彼方と化していたが、厳哲の記事を書いてる時にふと思い出した。

日曜日は蒲田の旨辛系にいくつもりであったのに、二度寝三度寝を繰り返すうちに11時を過ぎてしまい、とりあえず洗濯を済ませてから件のらい斗を目指した。

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ビール500円也はキリン一番搾り中瓶。
まぁ及第点といったところ。

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そしてこちらがラーメン、バリカタ。
ちなみに茹で加減はバリカタ、カタ、ふつう、やわ、の4段階。

見るからに濃厚そうな泡立つスープを一口。
ん?
豚骨臭が皆無である。
らい斗という店名はlightからとったのだろうか?
それぐらいに軽い。
もしもrightからとったとしたら、その判断は誤りだろう。
とんこつラーメンはその猛烈なクセを含めて味なのだ。

紅生姜、高菜、ニンニクを加えて、替え玉してラーメンダレを加えて、、、
うーん、どうカスタマイズしても濃厚さは取り戻せない。

東京向けにお上品に去勢された、とんこつ風のラーメン、といったところか?
ハードコア・とんこつラーメン・ファンとしては受け入れがたいものがある。

しかし西の果てに住むビブグルマン調査員が何故この店を知っていたのか?
彼はこの店も調査対象に加えていたのだろうか?

そこで私はふと思い当たった。
もしかしたら自らが調査に乗り出すに値する店なのかどうか、私を使って確認したのではないだろうか?
ビブグルマン調査員はそのようにして選別を行っているのではあるまいか?

食を極める人というのは、なんと恐ろしいのだろう。