郷愁・・・天下一品池尻店

東京に大雪が降った翌朝、打合せの為に世田谷は三宿方面へ。

今を遡ること20余年前、私が暗黒のサラリーマン生活を送っていたテリトリーであり、そのトラウマかこの辺りを訪れると自ずと私の心は沈むのである。

打合せを終えて池尻大橋駅に向かう途中、懐かしいラーメン店の看板が目についた。
懐かしさのあまり私は素通りすることができなかった。
あるいはその店は暗黒のサラリーマン時代の私にとってオアシスのような存在だったのかもしれない。

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チャーハン定食、こってり、麺硬め。

天一ファンにはよく知られていることではあるが、この池尻店こそが天下一品の東京1号店なのである。
天一自体は最早知らぬ人などいない程に一般的な存在ではあるが、この店は神楽坂店のような京都北白川直営店ではなく、現在都内に蔓延るFCのアトラス系でもない、有限会社天一経営という、実は珍しいもの(らしい)。
しかし料理はいつもの天一なのである。
店に入れば、そして料理を食べれば、それは数多ある天下一品のイチ店舗に過ぎないのだ。

つまるところ、「郷愁」という感情も、その多くは所詮幻想なのであろう。