練習…11/5野毛屋

キャプテンに竿を借りる約束をして三連休最終日に野毛屋参詣。
何故に竿を借りる必要があるかというのは大人の事情につき割愛。

さて、晴天予報の三連休、「人の行く裏に道あり花の山」を座右の銘の一つとする私は、最も混雑するのは連休中日、最も空いているのは三連休最終日と予想し満を持しての日曜日釣行を決行したのだが、予想は外れて初日が大混雑、最も空いていたのが中日であったそうだ。

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北風がやや強めに吹いている。
空は薄曇り。
真鯛釣りの条件としては悪くないが、問題は私の釣座が右舷ミヨシ4番手、トモから数えて8番手という不利な場所であったことだ。

まあいい。今日は借りた竿の調子を確かめる練習、釣果は二の次だ。
ん?魚を掛けないと調子もわからないではないか!
やっぱり最優先すべきは釣果だ!

午前中の下げ潮では、割り当てを期待するのは釣座的に厳しい。
しかしアタリは3回ぐらいあった。
針掛かりしなかったのは魚が小さいからであろう。
秋のトップシーズンは小さな真鯛がとにかく元気だ。
事前情報通り魚影も濃くて活性も高い、上げ潮になったら釣れるだろう。
TAKE IT EASY!

11時半が潮止まりだったのだが、折り返しの上げ潮が一向に来ない。
12時を過ぎ13時を過ぎても潮は流れず魚の反応も皆無、そろそろキャプテンの我慢も限界を超えて第二忠丸が暴走船と化し、不甲斐ない客たちは容赦の無い叱責を浴びせられる頃合いだと私は内心恐れ始めていた。

しかしこの日のキャプテンは終始ジェントルマン、確信を持って丁寧にポイントを攻め、マイクのアナウンスもとても丁寧である。

そしてキャプテンの確信が現実のものとなったのは14時過ぎ。
一斉に真鯛のヤル気スイッチが入った。

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針掛かりしないアタリにめげずに巻き続け、ようやくキャッチしたのは塩焼きサイズ。
サイズは不満でもやはり本命の顔を見るとホッとするのが真鯛釣りだ。

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その後も断続的にアタリは訪れ、しかし相変わらず小型の猛攻という感じで掛かるのは稀。
残念ながら大きいのは釣れず、最大でも1kgほどだったが、一日釣りしてアタリすらないことも珍しくないタイラバで、数えきれないほどのアタリがある秋のトップシーズンを満喫したと言えなくもない。

アタリが途切れないので熱い漢(と書いてオトコと読みます)キャプテンUGも沖上がりの合図をなかなか出さず大延長、桟橋に着いた頃にはとっぷりと日も暮れていた。

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【釣果】
7時15分出船、16時20分沖揚がり
真鯛3枚(塩焼サイズ2枚、1.0kg1枚)
外道:ホウボウ

【タックル】
<バーチカル>
ロッド:DAIWA紅牙X69HB 
リール:DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン:PE1号、ハリス:フロロ5号

<キャスティング>
ロッド:Major Craft GIANT KILLING S73L/TR
リール:SHIMANO TWIN POWER MgC3000
ライン:PE0.8号、リーダー:フロロ3.5号

【本日の総括】
私がかれこれ10年近く愛用しているタイラバロッドは穂先がグラス素材であり、大人の事情で借りたダイワのロッドはカーボンソリッドティップなので高感度の釣りが楽しめるかと思ったのだが、う~ん、全然ダメである。
適合ラインは1.5号まで、適合ルアーは150gまでというスペックなのでかなりパワフルなモデルだと思うのだが、バットパワーが全然足りないスローテーパーなので、感度をスポイルしているものと思われる。
まあ定価14,000円の廉価モデルなので多くを求める方が酷だとは思うが、使っていて全く楽しくないロッドだ。

再来週にこの竿を使った本番が待っているのだが...。

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塩焼きは1枚食べれば充分なので、元気な方はリリースして内臓が出ちゃった個体をお持ち帰り。
1日寝かせた方が旨いのはわかっているのだが、我慢できずに当日の夕食に。
こんなサイズでもしっかりと脂がのっていて旨い。
良型のホウボウの刺身ももちもち食感で甘味の強い身質、最高である。

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2日寝かせた刺身は皮を引かずに炙りで。
うっとりするような旨さである。

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神経締め施しておいたので2日寝かせてもこのエッジ。
歯応えは残り旨味は増し、最高過ぎるにもほどがある。

釣って楽しく食べて美味しい東京湾真鯛が、やはり私が最も好きな釣りであることを再確認した。