迎合・・・宮郎(蒲田)

のんびりと洗濯などをしていたら出遅れてしまい、荒木屋に到着した時には既に9人が並んでいた。

カウンター8席+2名掛けテーブル1。
先行者の中に二人組がいて尚且つテーブル席を選択しなければ、私はファーストロットでの入店が叶わない。

そんな訳で荒木屋をスルーしてすぐ裏手のラーメン店「宮郎」へと向かった。
神の宿るつけ麺を提供する宮元の二号店である。

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しかしあの煮干つけ麺宮元のセカンドブランドなんだぜ、宮郎なんて迎合した名前をつけてるんじゃねえよ!
というのが率直な私の意見である。
願わくば「宮狼」にでも改名して欲しいぐらいだ。

宮元店主の出身である新小岩「一燈」が、近所で「燈郎」なる二郎インスパイア店をオープンさせており、そのネーミングを踏襲したと見るのが妥当なところか?

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セルフサービスで用意されるはスーパードライの小瓶。これもちょっと残念。

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初訪問だからデフォか、しかしつけ麺店の二号店だからまぜそばがいいか、と悩みながらも、結局はリリースされたばかりの新メニュー、辛いラーメンをチョイスしてしまったのは荒木屋への未練故か。

辛さレベルを選べるとのことだったが、辛さの基準がわからなかったのでノーマル、コールはニンニク野菜。

典型的な二郎インスパイアの麺、豚は大振りなものが1枚とこれまた凡百の二郎インスパイアと同様だが、表面を炙ってあるのが宮郎風。
スープは仄かな辛味、ベースはかなり甘味が強いので乳化強めなのかな?
これなら辛さは大幅にアップした方が良さそうだ。

ボリュームも多からず少なからず、この点においても典型的な二郎インスパイアである。

総じて美味しい一杯であったが、あの圧倒的な旨さの宮元のつけ麺に比べると、正直凡庸な印象も否めないところ。

そもそも蒲田には鶴見から移転してきた直系の二郎が既にあり、旧ラーメン二郎蒲田店の流れを汲むインスパイアの雄・ラーメン大があり、かつてはポン酢でオリジナリティを発揮していた凛が存在していて、今さら二郎感が半端ないのである。

模倣系店舗を出店するのならば、「うまいラーメンショップ宮」の方が良かったなー。
ラーショの発祥は大田区だが、蒲田にはラーショの類いは存在しないのであります。

なんて書いてたらラーショに行きたくなってきた。
しかし近所にラーショはない。

ほら、需要は確かにありますよ!
蒲田にラーショを!誰か!誰か‼