釣りの後

真鯛釣りにおいては当然数よりも型を狙っている訳ではあるが、食べるとなると2kg未満の方が美味しいというパラドックス

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4.4kg、しかも見目麗しいメスならまだしも黒ずんだボディにデコッパチフォルムの荒々しいオス。
私はその後に美味しいサイズが獲れたらリリースするつもりだったのだが、生憎とこの1枚しか釣れず、しかもこれが2017年1枚目の真鯛なので、美味しく食べて供養するしかなくなった。

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シンクに置くと、最早グロテスクでしかない。

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二日寝かした腹身を使ってアクアパッツァを作ってみた。
ストウブにオリーブ油をたらし、臭み消しと旨み増しの意味で刻んだニンニクを二粒分炒め、真鯛投入!

皮目に焦げ目がついたら白ワイン、アサリ、プチトマトを投入!

味付けは塩コショウのみ。

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簡単で、見た目が派手で、しかも旨いという、男の料理としては理想的とも言えるメニューだ。
テンションあがってブリュット抜栓。

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真鯛、アサリ、プチトマトからそれぞれ良い出汁が出て、〆のリゾットは昇天ものの旨さであった。

いやー、リリースせずに持ち帰って良かった。ノッコミの時期に釣れるこのサイズのオスはとても食えたものじゃないけど、やはり秋は真鯛の旬なのである。

残りは味噌漬け焼きにしようと思っていたけど、しゃぶしゃぶに変更しよう。