despair of saturday・・・荒木屋(蒲田)

金曜日、定時よりも心持ち早めに会社を出て、釣具店経由で帰宅。

真鯛用のタックルを久し振りに引っ張り出すと、
「ん?」
真鯛専用の我がリール、クラッチが固まってレバーが降りない。
油差しても水洗いしてもビクともしない。
最も使用頻度が高い割りにいい加減なメンテナンスしかしていなかったからなぁ。

予備リールを点検して、こちらは問題無さそうだったのでタックルボックスに詰め込んで就寝。

午前3時半、携帯のアラームが鳴って飛び起きる。
勢い良くベッドをおりると
「バキッ!」
うおー、何時の間にやらベッドから落ちていたメガネを踏んで破壊してしまった!!
先月家庭用のメガネをひとつ踏み潰したばかりなのに!!

これで完全に心が折れ釣りに行く意欲が消滅、自棄酒的にビールを流し込み、不貞寝の二度寝

翌朝、私はカバンに壊れたリールと壊れたメガネを詰めて蒲田へと向かった。

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ファーストロットぎりぎりで入れた荒木屋のカウンター席で自棄酒は続く。

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そしてオーダーは本邦初公開、海鮮冷し味噌野菜、麺硬め、チャーシュー。
止まることを知らない荒木屋の限定波状攻撃は、遂に海の幸をも捉えた。

スープのなかには大量の野菜、そして野菜の上にはアサリ、ホタテ、イカ、エビ、タコ、他にもなんか入ってた気がする多種多様な海の幸がこれでもか!とばかりに入っている。
具材の種類が増えれば一品ずつの量は減って然るべきなのに、増えた品数だけ具の量が単純に積み上がっていく荒木屋の直進性と男気。
さらにチャーシューも別皿で提供される麺に乗せるのではなく、このカオスフープの頂に君臨している。
最早麺を浸すスペースすらない!
私はまずは一心不乱に具材の消費に取り掛かる。

いやー、大辛スープに海鮮エキスが染みだして旨いのなんの!
しかし食べても食べても赤いスープの中から具材が出てくる。
まるでポケットを叩くと増えるビスケットのようだ。

麺を増量していないにも関わらず、数日前に食したラーメン二郎小滝橋通店のラーメン以上に腹一杯。
大満足でご馳走さま!

とんでもない店だぜ、荒木屋。

その後眼鏡店でメガネを修理(無料で直った!)、釣具店にリールを託し(こちらは有償2週間入院)、過剰摂取したカロリーを消費するべく15km強走り、明日は絶対に真鯛を釣り上げると心に誓った。