after araki

二日連続で荒木屋の限定メニューを堪能した私は、怪しげな疼痛を感じ始めた腰をケアするために馴染みのマッサージ店へ。

この日の担当者による施術はやや強めで、時折「痛い!」とか「もっと優しく!」などの悲鳴を上げてしまう醜態をさらしたが、「背中も腰も板みたいに固くなってますね」と指摘されたことで、マッサージの施術を受けたことは正解だと認識した。

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帰宅後は前日弦を張り替えたばかりのベースを弄くる。
ビールを飲みながら弦交換をしていたら、なんと1弦と2弦を逆に張ってしまう致命的なミス。
ご覧の通り2弦の長さに合わせて切断してしまった1弦はギリギリセーフという感じ。
高価なフラットワウンド弦だったので、無駄にならずに一安心。

さて、曇天で気温も低いこの日、夕方を待って久し振りに少し長い距離を走ってみようと腰に付けるドリンクホルダーを引っ張り出してジョギングに出掛けようと思ったのだが...。

苦しい!

昨年12月のLSD走以来久し振りに身に付けたドリンクホルダーがキツすぎて苦しいのである。

シャツを脱いで脱衣所でマジマジと己の身体を見てみる。
完全なラ・フランス体型だ。
いや、正確に言うならば私が諦念と共に受容していた想像上のラ・フランス体型を一回り上回る、より成熟度の増したラ・フランス具合である。

私は念入りにストレッチをし、多摩川の土手へと飛び出した。

摂取カロリーを少し抑え、消費カロリーを少し上げよう。

夏の日のキリギリス的に享楽的な今の私には、最早ストイックなライフスタイルを受け入れることなど到底出来ないが、ラ・フランス不本意ながら受け入れることもまた出来ないのである。

気温が低めだから楽勝かと思われたジョギングは、高湿度によって地獄の様相を呈してきた。

それでも私はフラフラと多摩川の土手を見えない明日に向かって走り続けたのである。