マンマのパスタ

久しぶりに実家に顔を出して、年老いた両親と夕食を。

「おふくろの味」とは世界共通の概念のようで、例えばイタリアでは「マンマのパスタ」などと言ったりするようだが、子供時代に極端に偏食で、尚且つ鹿児島風の甘い味付けが苦手だった私は、母親の料理を懐かしく思うことはない。

私は自分が釣りをするようになって初めて煮魚が美味しいと思うようになり、要は実家の砂糖をふんだんに使う煮魚の味が苦手だったことを理解したのだが、この手のエピソードは山ほどある。

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そんな子供時代、私が最も好きだった実家の料理がこの不格好な餃子であり、餃子以外だとカレーライス、豆腐とナメコの味噌汁、人参の糠漬けぐらいしか好きではなかった。

三つ子の魂百まで的な実家の餃子。

私が帰省(という程の距離ではないけど)すると、ほぼ自動的に出てくるありがたさ。