束釣り・・・6/11庄三郎丸

曇天の日曜日。
午前3時過ぎに目を覚ました私は、実はまだ迷っていた。

相模湾(ヒラメ/カサゴ)か、東京湾(真鯛)か。

身体は一つなのでどちらか一方に決めなくてはならない。
そんな訳で東京湾に猛烈に後ろ髪を引かれつつも、当初の予定通り残り釣期の短い相模湾へと進路を取った。

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梅雨空の平塚新港、しかし暑さが和らぎ風もなく、釣りをするには最高のコンディション。

出船前に船長からサビキが配られ、まずは港前で餌となるシコイワシ釣り。

反応は随所に見られ、怒濤の入れ食いを楽しむ。
2017年はとにかく魚と縁が薄く、シコイワシ釣りとはいえサビキを落とせば鈴なりにイワシが付いてくるイージーな釣りが、私の凝り固まった心を癒してくれるのである。

落としては巻き落としては巻き恐らく束は超えたであろう。
ハモノのアタックで6本あった針は最後には4本に減っていたが、ウォーミングアップは上々だ。

タンクに大量のイワシが溜まった8時前にヒラメ釣りにチェンジ。

なんと一投目からアタリ到来、竿を送り込んで充分に喰わせてからアワセると、なんとも頼りない弱い引き。
これはムシガレイであった。

しかしいきなり平べったい魚が釣れるなんて幸先良いぞと前向きに捉える。

二流し目は西に大きく移動して国府津~二宮間の浅場にて。
頑張れ、シコイワシ
弱く儚いシコイワシにダメージを与えぬようにサミングしながらゆっくりと仕掛けを落とし底スレスレをトレースしながら待つこと数分。
魚に食らいつくようなヒラメ的アタリ到来。マイワシよりも小さなシコイワシ、アワセ時が難しい。
竿を送ってしばし待ち、ゆっくりときくと魚の重み、エイヤッとアワセると乗った!!!
上がってきたのは1kgにも満たないソゲだったけど、思えばこれが相模湾での初ヒラメ。嬉しいことには変わりない。

しかしクライマックスはここまで。

結局ヒラメは3打数1安打。
カサゴを2尾追加して13:30の沖上がりを迎えた。

しかし釣り運の低迷期にある2017シーズンにおいては充分に及第点と言える内容であります。


【釣果】
6時30分出船、13時30沖揚がり
ソゲ1枚、カサゴ2尾、ムシガレイ1枚、シコイワシ無限大


【タックル】
ロッド:アルファ・タックル アルバトロスFlafla210L
リール:DAIWA SALTIGA 15HL
ライン:PE1.5号

ロッド:アルファ・タックル エアボーンスティック30T-200
リール:SHIMANO オシア・カルカッタ301HG
ライン:PE2号

【本日の総括】
無邪気な遊びシコイワシのサビキ釣りでも、釣りの持つ原始的な喜び、即ち狩猟本能の充足という効果は充分であり、なんだか楽しい気持ちになった。

凪の海、曇天により陽射しは遮られ心地好い気温、釣果は貧果には違いないけどソゲに良型のカサゴが釣れれば食べるには充分、楽しかったので良しとしましょう。

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初めての相模湾ヒラメはまるでコチのようなモチモチの食感、猫も跨ぐと言われる夏ビラメだけど、なかなか美味しいじゃありませんか!

ホクホクのカサゴの刺身も実に旨い。
皮目の旨味を堪能しようと一部は皮を引かずに炙りにしてみたが、炙り刺で食べるにはカサゴの皮はちょっと硬すぎるようだ。塩焼きにすべきだった。

そうそう、貧果に終わったこんな時こそシコイワシを持ち帰るべきであった。
手開きにして洗い、酢締めで食べると旨いんだよね。

そんな訳で早くも再戦したくなっている。