CのB・・・C&Cカレー有楽町店

よくあることではあるが、その朝も京浜東北線のダイヤは乱れに乱れ、蒲田駅ではホームの入場規制が行われていた。

この狂乱の宴に自らも参加してしまうと精神的なバランスが崩れ、ヤル気そのものを喪失してしまうことは明白であり、私がヤル気を喪失すると会社にとっての大いなる損失であり、ひいては日本経済にもマイナスの影響を及ぼしかねず、大局的に考えて私は遅刻と引き換えに私のヤル気を温存する方法を選び、空いた電車が来るまで延々と見送り続けたのであった。

そんな訳なので有楽町駅に辿り着くまでに普段の2倍の時間が掛かり、ヤル気の温存にはひとまず成功したものの、疲労感は蓄積していたのである。

腹も減ったし気分も変えたいし、私はBとDの狭間にあるカレー屋へと吸い込まれるように入った。

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オーダーは朝カレーB辛口。
なんだかもうアルファベットだらけである。

ちょっと塩気が強いものの、カレーとしては悪くない。
神保町のオシャレカレーに1440円払うよりも、チープな店で420円の朝カレーBを食す方が、私には似合っている。

概ね人生とは虚無感との戦いである。