パラミックス・・・荒木屋(蒲田)

楽勝と思われた錦織圭の形勢がどんどん不利になっていく。
私は祈るような気持ちでテレビの画面に釘付けである。

第4セット、二度のブレークを許しゲームカウント0-3となったところで降雨のため試合が中断、画面は全仏オープンからドイツの卓球へと切り替わった。

この雨は錦織圭にとって悪い流れを断ち切る恵みの雨となるかもしれない。
そんなことを考えながらふと気が付くと日付が変わっている。
ヤバい、いい加減寝ないと明日の釣りに差し障りがある。

私は慌ててベッドに潜り込んだ。

「・・・。」

翌朝目を覚ますと既に7時を過ぎていた。
抜かりなくアジとフグの用意を整えていたのに、船が港を出る時間である。

しかしながらさして悔しくも感じないのは、釣りに対するモチベーションが著しく下がっている証左でありましょう。
2017年、楽しい釣りを一度も味わっていないが為に、釣り自体が楽しくなくなっているのかもしれない。

さて、釣りを目的とした場合は大寝坊でも、ラーメンを食べるには相当な早起きであるとも言えるわけで、私は前日のリベンジとばかりに超絶余裕をもって家を出て蒲田に向かった。

まさかこんなに早く着いても表彰台にすら昇れぬ4番手とは意外だが、兎も角ファースト・ロットは死守した。

そして開店の直前にTwitterを確認すると、この日の限定は「このパラミックス」という本邦初公開メニューであることを知り、並んだ努力が一気に報われたのであります。

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なんだこのチンゲン菜の大きさはwww!
見るも鮮やかな冷しこのパラミックス、スープには大量のアスパラが沈んでおり、このミックスのアスパラ入りバージョンであることが伺えて、そのネーミングにも合点がいったのである。

溶き卵の入ったスープはまろやかで、気のせいかチーズのようなまろやかさも奥に感じられ、兎に角旨いの一言である。
炭水化物過剰摂取になるのを承知で付けた半ライスには丼からサルベージした具材を盛って即席このパラミックス丼に。
滅茶苦茶旨い、私、今、幸せです!

大満足でごちそうさま。
行列は果てしなく長く、長居無用が望ましい。

腹パンパンにつき駅ビルで大量排泄して体内のバランスを取ってから、私は腰痛の改善を期待してマッサージ店へと向かった。