二日酔い・・・荒木屋

土曜日、目を覚ますと既に正午だった。

前夜後輩と鯨飲したとはいえ、日付が変わる前に帰宅し、1時にはベッドに入ったはずである。
いささか疲れ気味、飲みすぎと言えども、随分と惰眠を貪ってしまったようだ。

ノロノロと支度をし、私は昼食を摂る為に蒲田へと向かった。

幸いと昼時を過ぎた荒木屋には空席があり、私は最奥の席に座った。

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着席と同時に命の水が出てくるスピード感が嬉しい。二日酔いの時に飲むビールとは、正に甘露である。

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オーダーはまたしても限定の月見カレー、麺硬め。トッピングはチャーシューと海苔。
あれれ?すいませーん、海苔が乗ってないんですけどー!というわけで別皿にてもらう。

卵黄、麺、カレースープを海苔で巻いて頂く幸せ。

カレー南蛮の類いは好きだけど、カレーラーメンカップ麺含めて好んで食べないワタクシ。
しかしこの荒木屋のカレーラーメンの吸引力はいったい何なのだろう?

麺と野菜を完食後、血圧高めにつきスープは飲まないようにしている私ではあるが、あまりの旨さに名残惜しげにスープをチビチビ飲んでいると、「追い飯どうですか?」と店主。これはありがたい、しかし既にお腹はそこそこ一杯、ということで軽くよそってもらう。

これを追い飯スタイルではなく、北海道のスープカレースタイルで頂くと、これこのままメニューにしていいんじゃね?というような旨さ。このスープにご飯が合わない訳がない。

腹も心も満たされて、二日酔いの不快感すら消え去った。
私は仕上げに最愛の温泉銭湯へと向かった。

土曜日の孤独。